ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[米ドル円]110円を意識したもみ合い相場

(米ドル円時間足)


週明け東京市場では日経平均株価が下落して始まるとドル円も攣られ安となった。
109円20銭附近から始まり109円を割り込むと108円76銭まで下落。先週末の米雇用統計発表後に付けた安値108円65銭を意識した売りがみられた。しかし、売りは続かずすぐに買い戻しが入り109円20銭付近に戻される往って来い。
欧州市場では米長期金利高止まりなどからユーロやポンドが売られドル買いが強まるとドル円はこの日の高値となる109円40銭まで上昇。
NY株式市場も堅調な地合いで始まったことでドル円も高止まり状態となったが、その後イランの地政学的リスクが高まると株や原油価格が下落に転じドル円も109円付近まで押し戻されて終了。
先週は日本がゴールデンウィークの中で雇用統計やFOMCといったイベントの中ドル円が110円台を付けたことで一部達成感が広がった。
目先ドル円は108円後半から110円前半のレンジ相場でのもみ合いに入った可能性が高い。

本日のドル円予想レンジ:109円50銭(61.8%)~108円70銭

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[ポンド円]武田がシャイアー買収を正式提案

(ポンド米ドル日足)


武田薬品がアイルランドの大手製薬会社シャイアー買収提案を昨日のNY時間に正式に発表した。シャイアー側は今日にも合意する可能性が高いものの、買収成立には両社の株主の同意が必要となる。最終的に買収合意に達するには最長2か月かかるとの見方もあり、今の段階ではポンド円の買いが入ることはなさそうだ。
ただ、いずれ合意に達する可能性が高くポンド円は上昇することになるだろう。
日足チャートを見るとポンド円の下げも一服感が出始めている。
先週末付けた安値147円07銭はフィボナッチの76.4%戻しにあたり、結局昨日は陽線で引けてきた。
4月26日に付けた高値152円73銭からの下落幅の38.2%戻しとなる149円20銭、或いは50%戻しの149円90銭付近までの戻しは十分視野に入る。

ポンド円予想レンジ:149円20銭(38.2%)~147円20銭(BB下限)

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[カナダ円]NAFTA交渉も大詰め

(カナダドル円4時間足)


カナダ円は4月10日以来レンジ相場が続いており、この動きはもう暫く続くとみるがNAFTAの交渉次第でレンジブレイクが近いとみる。
昨日NAFTA再交渉の閣僚会合が再開され今回の交渉で基本合意に至る可能性が高まる。
最大の課題である自動車分野について既に大きな前進を見せていることをカナダ外相が先月発言している。
もし合意に至るようならレンジの上限となる85円80銭付近を上抜く可能性が高い。
反対に、交渉が長引くようなら85円80銭から84円30銭のレンジ相場が継続するとみる。
いずれにしても下限をブレイクする可能性が低いとみて84円40銭付近では買いを入れていきたい。

カナダ円予想レンジ:85円40銭~84円40銭(レンジ下限付近)

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[全般]イラン核合意を巡る攻防

トランプ大統領のイランを巡る発言で市場は一喜一憂する状況となっている。イラン核合意に関する決定をきょうにも発表する可能性があり注意が必要だ。
週明け東京市場では米中貿易交渉が長期化するとの見方が広がり株高で始まった日経平均株価も下落に転じた。ドル円も109円前半から108円後半に下落したものの、その後株価が上昇に転じたことでドル円も109円前半に押し戻されるなど往って来い。株価との連動性が強まり始めていることを示すものとなった。
欧州市場では米長期金利が高止まりする中でドルは堅調な地合いでスタート。ユーロやポンドが対ドルで下落したことでドル買いが進む中、ドル円も109円40銭まで上昇。
NY市場でも原油価格の上昇などからNY株式市場が堅調な地合いで始まった一方でイラン核合意への不透明感も燻る中で上げ幅を縮小。ドルも全般に上値の重い展開となった。
NY市場の引け際にトランプ大統領が「イラン核合意に関する決定を明日にも発表する」との発言がツイッターを通して伝わると71ドル台に上昇していた原油価格も売りに押され株価も急速に下げ幅を拡大。
結局、NY株式市場は小幅な上昇にとどまった。
トランプ大統領はイラン核合意による制裁解除を破棄するか継続するかどちらに傾くかわからない。しかし、昨日のマーケットが原油売りで反応したのは既に制裁再開を織り込んでいたことを示すものだ。
もし、トランプ大統領が制裁再開を示したとしても影響は限定的とみている。或いはその他の条件を提示するようなら市場に安心感が広がり株高円安の動きが強まるとみる。

本日の注目ポイント
昨日今日と特に注目される経済指標発表やイベントはないものの、今日は3年債、明日は10年債の入札が行われる。この結果次第で米長期金利の動向がドルに一時的に影響を与えかねないので注目される。ただ、木曜日に発表される米消費者物価指数の結果を見るまでは大きく動きにくい。
武田薬品のシャイアー買収のニュースにも注意したい。
昨日のNY時間に武田が正式に買収提案を行ったが市場の反応は見られなかった。昨日は英国が休場ということもあり今日のシャイアー側の動きも含め注目される。
現実に買収が決定するのにはまだ時間がかかるものの、最終的にポンドやドル円の買いが強まることになる。
今日は全般にレンジ相場の動きに入る可能性が高いことからフットワークを効かせた鞘取りに徹したい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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