ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-07

[米ドル円]雇用統計と対中国関税

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は株価の下落により一時110円29銭まで下落したが、2時過ぎにまとまった買いが入り110円70銭へ反発。米中貿易摩擦の懸念が燻るものの全般に底堅い動きで推移。休み明けNY市場では株式市場が三指数ともに大きく上昇しリスク回避の動きが後退したものの貿易摩擦の燻りから動きにくい状況が続いている。
本日は米雇用統計が発表されるが、もし予想を下回ったとしても米国経済の強さへの影響は限定的とみられる。賃金などが寧ろ予想を上回るようならドル円は買いに反応しやすい状況とみる。
市場は雇用統計以上に中国の米国に対する報復関税の動きに集まる。もし、過度に米国に対して報復を表すようならリスク回避の円買いに繋がることになる。
一方で、報復を見送るということになれば一気にリスクオンに傾くことになる。
中国次第といったところだが、いずれにしても週末越えのポジションは縮小しておきたい。
テクニカル的に見ると三角保ち合いの中でも下値が切り上がるアセンディングトライアングル(上昇三角形)を形成。
上限の111円40銭付近を上抜くようなら上昇の始まりとなり注目したい。

ドル円予想レンジ:111円20銭~110円30銭(BB中心線)

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[ユーロ米ドル]自動車関税の引き下げ協議

(ユーロ米ドル2時間足)


東京時間にユーロは対ドル対円でまとまった買いが入りユーロドルは1.1650ドルから1.1710ドルまで上昇。
その後発表されたドイツの5月製造業新規受注が予想を上回った事が要因といわれるが、時間帯が違うことからファンドやオプション絡みの買いとみられる。
その後EUと米国が自動車関税発動を回避する協議が行われているとの報道で更に買いが進みユーロドルはこの日の高値となる1.1720ドルまで買われた。しかし、このレベルは6月26日に付けた高値でもあり抑えられた。
三角保ち合いの上限を上抜いたものの、1.1720ドルを上抜けできないようなら再び保ち合いに戻ることになる。
反対にこのレベルを終値ベースで上抜くようなら1.18ドルミドル付近に上昇する可能性が高い。
ただ、昨日のFOMC議事要旨では米国経済の強さが改めて示されるなどタカ派的な内容であり欧州中央銀行(ECB)との金融政策を見ると最終的にユーロ売りの流れは継続とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1720(前日高値)~1.1630(50.0%)

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[ポンド円]8月利上げ期待

(ポンド円日足)


東京時間にユーロ円の買いが入るとポンド円もつられて上昇。
ロンドン時間に入るとカーニーBOE総裁が「年初の経済は悪天候による一時的なものである」「8月には政策金利決定のための情報が揃うだろう」とし、8月利上げの可能性を示唆したことでポンドは更に上昇。ポンド円は146円87銭の高値を付けた。
その後はブレグジットを巡る英国の閣議を控えポジション調整の売りが入り押し戻されている。
メイ英首相は「新たなブレグジット提案は英国に到着する製品に自由に自らの関税を提案することができる」とした。
本日の閣議で合意されるようならEUとの交渉打開に繋がる可能性が高まりポンド買いが一段と強まるとみる。
上値目途としてはボリンジャーバンドの上限となる147円後半だが、148円付近は6月に何度か上値を抑えられただけに越えていくのは難しい。

ポンド円予想レンジ:147円80銭(BB上限)~145円70銭(61.8%)

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[全般]休み明けNY株式市場は大幅高

休み明けNY市場は株式市場が三指数ともに大きく上げて始まるとリスクオンの円安が進んだ。米6月ISM非製造業景況指数やFOMC議事要旨が発表されたが市場の反応は鈍く本日発動の中国への関税や雇用統計を控え慎重な動きとなった。
東京市場は米中貿易摩擦への懸念から日経平均株価が午後に入り下落幅を拡大するとドル円も110円29銭まで下落。しかし、午後2時過ぎにユーロを中心に対ドル対円のまとまった買いが入るとドル円は110円後半に押し戻された。ファンドやオプション絡みとの見方もあるが米国の中国への関税発動を目前に控えポジションの巻き戻しなどが入った可能性が高い。
欧州市場ではカーニーBOE総裁の発言で利上げ期待などからポンドが上昇。しかし、ブレグジットを巡る英会議を控えNY時間にポンドは反落するなど荒っぽい動きが見られた。
休み明けとなるNY市場では米6月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったものの反応は見られなかった。しかし欧米の自動車関税引き下げ協議が行われているとの報道で市場には安心感が広がり欧州各国の株価は上昇。
つられてNY株式市場は三指数ともに大きく上昇するなど貿易摩擦への懸念後退により市場には楽観ムードが広がった。
後場に公開されたFOMC議事要旨では特にサプライズはなかったものの米経済の強さが示されたことも株価の押し上げ要因となった。
今日は米雇用統計の発表に加え米国による中国への関税発動が実施されることから市場全体に慎重な動きが予想される。
今日の関税実施を市場は既に織り込んでいるものの、中国がそれに対して報復関税を課すなど貿易摩擦が激化する可能性が残る。
来週にかけてリスクが高まる可能性もあり週末越えのポジションはできるだけ縮小しておきたい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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