ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-07

[米ドル円]ドルと円の綱引き状態継続

(米ドル円日足)


先週は米中貿易摩擦を背景に慎重な動きが続く中で週末には中国を含め世界同時株高となった。リスク回避の動きが後退したことでクロス円全般に買いが進んだ。
これによりドル安円安の綱引き状態となったドル円は110円ミドル付近で膠着状態が続いた。
今週も貿易摩擦への懸念は残るものの大分織り込んできており三角保ち合いからどちらかに放れる可能性が高まる。
この三角保ち合いは下値が徐々に切り上がるアセンディングトライアングルで上に放れる形となる。
しかし111円付近にはボリンジャーバンドの上限やフィボナッチ38.2%戻しが位置しており、先週も上抜けに失敗。
今週も111円20銭付近を試して上抜けできないようならその反動で下値リスクが高まる。

今週のドル円予想レンジ:111円20銭~109円50銭

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[ユーロ米ドル]通商問題燻る

(ユーロ米ドル日足)


先週は自動車関税で欧米通商摩擦が激化するかと思われたが互いに関税引き下げ協議が行われたことからユーロが上昇。また、ドイツの連立政権危機が後退したこともユーロ買いを促した。
今週はNATO首脳会談にトランプ大統領が参加することから、通商問題で何らかの落としどころが示されるようなら一段の上昇が見込める。ただ、今後も問題解決には程遠く摩擦懸念は燻ることから上値も限定的。
今週はドラギECB総裁やカーニーBOE総裁など中銀幹部などの要人発言に相場が振らされる可能性もあり注意が必要だ。
ユーロドルは一先ず目先のレジスタンスであった1.1720ドルを上抜けしたことで6月14日に付けた高値でありフィボナッチ38.2%戻しとなる1.1850ドルが次のレジスタンスとして意識される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1850(6月14日高値、38.2%)~1.1650

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[カナダドル円]BOC政策会合に注目

(カナダドル円日足)


先週発表されたカナダの6月雇用統計は失業率が6.0%と予想の5.8%を上回り、貿易収支も赤字額が予想を上回ったものの雇用者数は3万1800人と予想の2万4000人を上回った。
原油価格も74ドル近くまで上昇しておりカナダ経済の強さは継続とみる。
今週はカナダ中銀BOCの政策会合が開かれその声明文に注目が集まる。利上げに慎重な姿勢が示されるとみられる。ただ、景気に強気の見通しが示されるようならサプライズでありカナダドル買いが加速するだろう。
カナダ円の上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しの85円20銭、このレベルを超えると6月6日の戻り高値85円60銭がターゲットになる。

今週のカナダ円予想レンジ:85円20銭(61.8%)~83円80銭(BB中心線)

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[全般]貿易摩擦懸念など材料出尽くし

先週は米中貿易摩擦の懸念もあり市場には緊張したムードが広がる中で株や債券、そしてドルなどは相対的に落ち着いた動きで引けている。今後も貿易摩擦激化の流れは続くものの大分織り込み始めており材料出尽くし感からリスク選好の動きが期待できそうだ。
先週金曜日に米国は中国に対して340億ドルの制裁関税を発動。中国も即座に同規模の報復関税に踏み切るなど貿易摩擦拡大への懸念が高まった。しかし、市場は既にこの動きを織り込んでいたとみられ影響は限定的となった。寧ろ中国を含め世界同時株高となるなどリスク回避の動きが後退。円安が進んだ。
また、週末の米雇用統計は米6月失業率や米6月平均時給(前月比)は予想よりも悪い結果となったことで米長期金利が低下し株式市場は三指数ともに上昇基調を強めた。
為替もユーロやポンドが対ドル対円で上昇速度が速まり結果的にドル売り円売りの動きからドル円は狭いレンジ内での動きが続く。
米中貿易摩擦の行方には今後も懸念が残るものの既にマーケットは織り込み始めており材料出尽くし感が漂う。
今週は米企業決算発表が本格的に始まる中で米経済の強さが改めて示されるとみられる。結果、株式市場が一段の上昇の動きとなればリスクオンの動きから円安が進みやすい地合いが予想される。
一方米長期金利は2.8%台前半で推移するなど3%付近までの上昇余地がある。今週はFOMCメンバーの講演が相次ぐ中で先週のFRB議事要旨でも示されたように利上げに前向きな発言が出ればドル高に反応しやすい。
今週はユーロやポンドの動きに注目が集まりそうだ。
トランプ大統領は今週10~16日にかけてNATO首脳会議で欧州を訪問し、英国も含め欧州各国の要人発言に注目が集まる。
国防費増額を見返りに自動車関税問題に歩み寄りがみられるようならユーロやポンドの一段の買い戻しが強まる可能性が高い。
ドル円の動きは限定的となることから今週はユーロやポンド、そして豪ドルなどの資源国通貨取引が面白い。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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