ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-08

[米ドル円]通貨安へのけん制発言を警戒

(米ドル円日足)



今週9日から始まる日米通商交渉を前に米国から円高圧力がかかるといった思惑から、その前にドル円の売りを仕掛けてくる可能性が高い。
下値目途としては先週につけた安値110円70銭付近で、このレベルは上昇トレンドラインがサポートとして意識される。もし、このレベルを下抜けたとしてもボリンジャーバンドの下限でありフィボナッチ61.8%戻しとなる110円付近が強いサポートとなる。
中国やEUなどに対するこれまでの米国の動きを見ると為替に関してはそれ程強い圧力をかけていない。それよりも自動車や農業分野での交渉がメインとなりそうだ。
これまでドル円の上値を抑える大きな二つの要素は日銀の出口戦略であり米国からの円高圧力があった。日銀の出口戦略は完全に否定され、今回の通商交渉で通貨に関する圧力が限られるようならドル円の上昇の勢いは強まる可能性が高い。
110円ミドル、或いは110円付近では買いを入れていきたい。

今週のドル円予想レンジ:112円60銭~110円10銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]最安値1.2958ドルを意識

(ポンド米ドル週足)


先週開かれたBOE政策会合では予想通り政策金利を0.25%引き上げた。また、景気に対しても上方修正するなど強気の見方が示されポンドドルは発表後上昇。しかし、カーニー総裁が「ブレグジットの結果によっては、BOEは必要なら対応する」「今後数年で少しの利上げが必要」と発言したことでポンドドルは下落に転じた。また、週末にカーニー総裁が再度「一部ブレグジットのシナリオは利下げを必要とする可能性」「ブレグジットの失敗の可能性は不快なほど高い」などと発言したことでポンドドルは1.3ドルを割り込み1.2976ドルまで売り込まれた。その後は週末の買い戻しが入り1.3ドルを辛うじてキープして引けている。
ブレグジットへの懸念は市場にも浸透し始めており今年最安値を下回る可能性が高い。
FRBも9月利上げは必至とみられ英米金融政策の温度差もありポンドドルはボリンジャーバンドの下限となる1.27ドルミドル付近を今週試す展開を予想する。
反対に、もし安値手前で下げ止まるようなら1.32ドルから1.30ドルのレンジ相場に入る可能性が高い。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3120~1.2760(BB下限)

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[豪ドル円]RBA会合で反発も

(豪ドル円日足)


先週末に中国人民銀行が外貨買いの為替フォワード取引に義務付ける準備金率を20%に引き上げると発表したことで人民元が上昇。つられて豪ドルも上昇するなど人民元につられ易い動きが続いている。
米中貿易摩擦が激化する中で人民元の下落阻止を狙った動きとみられており、一先ず人民元安に歯止めが掛かった。これにより豪ドル売り圧力も後退し上昇しやすい状況となった。
今週はRBA政策会合が開かれ政策金利は据え置きと予想される。しかし、堅調な豪州経済を背景に利上げに前向きな姿勢が示されるようならレンジの上限となる84円ミドルを試す展開が予想される。ただ、その前にボリンジャーバンドの上限が位置する83円60銭付近で一旦は売りが並んできそうだ。
ボリンジャーバンドの幅が狭まってきたことでそろそろ値動きが活発になる頃だ。
ボリンジャーバンドの下限の位置する81円後半で買いを入れてみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円60銭(BB上限)~82円00銭

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[全般]日米通商協議が相場の分かれ目

先週は日米英の政策金利発表で金融相場の様相を呈した一方で米中貿易摩擦懸念からリスクオフの動きも目立った。今週は日米通商協議が始まり日本へ通貨や関税などへの圧力がかかると思われるので円上昇リスクが高まるか注目。
先週は米国GDPが好調な結果を示したがトランプ大統領の発言程のものではなかったことから寧ろドル売りで反応。
日銀政策会合では緩和政策を修正し出口戦略の動きがみられるか注目されたが緩和継続姿勢が示され円安に振れた。しかし、米中貿易摩擦が更に激化する中でリスクオフの円買いの動きがドル円の上値を抑えた。
FOMC会合では英経済の強さが改めて示されるなどタカ派的な声明文となり9月利上げへの布石となりドルは堅調に推移。結局ドル高と円高双方が綱引き状態となりドル円は狭いレンジでの動きが続いている。
今週はいよいよ日米通商協議が始まり米国側からの円高圧力がかかるとの見方がドル円の上値を抑えることになりそうだ。
ただ、中国やEUなどの交渉経過を見ると目立った通貨安けん制発言はそれ程見られなかった。米国は中国への圧力をかけるべくEUを同盟国としたことから日本に対しても同様の動きを見せる可能性が高い。
これまでドル円の上昇を抑えていた日銀の出口戦略への思惑と米国からの通貨安けん制の二つの柱が取り払われることとなる。
反対に日本に対して中国と同様に圧力をかけてくるようならドル円は110円を割り込むリスクを孕む。
今週の動き次第で波乱の幕開けになるのか、夏休みモードに入るかの分かれ道になりそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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