ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-08

[米ドル円]円高リスク燻る

(米ドル円日足)


週明け東京市場では人民元安や上海総合指数の下落で始まったもののドル円は底堅い動きが継続。
欧州市場ではポンドやユーロの下落によりドルが全般的に買われるとドル円は111円53銭まで上昇。
米中貿易摩擦の激化により明日からの日米新通商協議FFRへの懸念が高まる。
協議開催を挟んで円高圧力への発言があるとの見方が根強く、そうなればドル円は110円を割り込むとの見方が多い。しかし、それにしてはドル円クロス円などは大分織り込み始めているように見える。
もし、米国が日本に対して強硬姿勢を示さないようなら寧ろドル円は上昇に転じる可能性が高い。
しかし、イラン制裁へのリスクも燻る中でこの時点では円高リスクが高くドル円を買うのは無謀。明日の協議の結果を見極めてからでも遅くはない。
短期的にはドル円の戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ: 111円70銭~110円70銭(50%)

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[ポンド米ドル]ハードブレグジット懸念で底割れ

(ポンド米ドル週足)


ロンドン市場でポンド売りが強まった。
週明け東京市場でポンドは1.3ドルを挟んでのもみ合いが続いたがロンドン市場が明けたところでポンドは下落して始まったブレグジットへの懸念からポンド売りが先行しやすい状況の中で英首相報道官が「首相は不利な合意をするくらいなら合意なき離脱の方がよいと考えている」との報道などでポンド売りが加速。先月付けた今年の最安値となる1.2958を下回り1.2920まで下落した。
先日利上げを実施したばかりということもありポンドの下落を支える材料は出尽くしていて売り仕掛けが入りやすい状況が続く。
一方、米FRBは年内2回の利上げ実施は確実視されており金利差からのポンド売りの動きは今後も継続するとみる。
1.3ドル付近での戻り売りを狙いたい。

ポンドドル予想レンジ:1.3000~1.2900(61.8%)

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[豪ドル米ドル]RBA政策会合に注目

(豪ドル米ドル日足)


週明けの上海総合指数は米中通商摩擦により大きく下落。人民元安に対して先週末は準備金率を引き上げ、昨日は空売り規制を強化したもののなかなか止まらない。
中国経済への懸念などから豪ドルも上値の重い展開が続いた。しかし、豪州経済の底堅さは継続。
本日開催されるRBA政策会合では豪州経済への強気の姿勢が示されるか注目。既に売り材料は消化し始めていることから上昇に転じるきっかけになる可能性が高いとみる。
反対に緩和政策継続や豪ドル安の効果などこれまでの内容を踏襲するようであっても豪ドル売りは限定的とみる。

豪ドル米ドル予想レンジ:0.7450~0.7360

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[全般]貿易摩擦やイラン制裁による円高リスク

米中貿易摩擦への懸念は漂うものの先週末に発表された米雇用統計の結果を受けインフレなき成長への期待が株価を後押し。市場全般に楽観と悲観ムードが重なり動きにくい状況が続いている。
週明け東京市場は米中貿易摩擦激化により人民元安が更に進行。先週末には外貨買い取引に伴う準備金率を引き上げたが効果は限定的。更に、投機筋の空売りを抑制する強硬策を実行したが効果は限定的となった。結局上海総合指数は大幅下落となったものの堅調な米経済を背景に日経平均株価の下げは抑えられ小幅安。ドル円も112円前半での小動きに終始。
欧州市場ではブレグジットへの懸念が高まる中でポンドが約一年ぶりの安値を更新。ユーロも攣られて下落に転じるなどドル買いの動きが強まるとドル円も111円ミドル付近に上昇。
NY市場では特に材料はないものの先週末の米雇用統計の結果インフレなき成長が続くとの見方から株式市場が三指数ともに上昇。ただ、米長期金利が上値を抑えられた結果ドル安と円安双方の動きが綱引き状態となりドル円は狭いレンジの動きが続いている。
明日から始まる日米通商協議FFRがスタート。自動車関税や農産物の市場開放、不平等FTAの締結などを強いられる可能性がある。日本がそれらに対して受け入れないようなら円高への圧力がかかるとの見方も燻る。
また、米国のイランに対する制裁も本日再開することもあり円高リスクは依然として高い。
しかし、それにしてはドル円は底堅い動きが続いているのは市場のポジションがそれ程偏っていないとみることもできる。金融政策全般から見ると日銀の緩和政策が長期化することから円安に振れやすい状況に変わりない。
FFRによる為替への圧力が限定的となれば円安が一気に進む可能性が高い。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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