ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-09

[米ドル円]ドルと円の綱引き状態継続

(米ドル円日足)


トランプ大統領は中国に対して2000億ドルの追加関税を今週中にも実施する可能性を示唆。また、5日はカナダとのNAFTA交渉の期限となり、その結果次第ではリスク回避の円買いと同時にドル買いが強まる可能性が高い。
反対にこれらのリスクが回避されるようならドル売り円売りが強まるなど、どちらにしても綱引き状態となりドル円の値幅は限られる。
ただ、NY株式市場は史上最高値を更新するなど米国独り勝ちによる中長期のドル高トレンドは継続。地雷が所々に埋められているような状態で動きにくいものの、リスク後退の動きがみられるようならドル高が円高の勢いを上回る時がみられそうだ。
一目の雲の上限となる111円60銭やボリンジャーバンドの上限の位置する111円70銭付近を上抜くようなら8月1日に付けた112円15銭を試す展開が予想される。

本日のドル円予想レンジ:111円40銭~110円70銭
今週のドル円予想レンジ:112円15銭(8月1日高値)~110円20銭(BB下限)

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[豪ドル円]RBA会合と中国リスク

(豪ドル円週足)


先週はトランプ大統領が中国に対して今週中にも2000億ドルの追加関税発動の可能性を示したことでリスク回避の円買いが強まった。また、中国経済の影響を受けやすい豪ドルも同時に売られたことで豪ドル円は下落幅を拡大。今年最安値となる79円70銭を割り込み一時79円64銭まで下落。その後は週末で月末ということから買い戻しが入ったが80円台には届かず引けている。
今週はRBA会合が開かれるがRBAは高い家計債務が将来の政策決定を困難にしていることを指摘。今回も政策金利は据え置きが予想されるがこれまでの豪ドル安や輸出の持ち直しなどがみられる。声明の中で少しでも先行きの利上げを示すようなサインが出れば反発のきっかけになる。
また、今週中国への追加関税が発動されないようであればリスクオンの円安と同時に豪ドル買いが進むことになる。
ただ、人民元を中心としたトルコやアルゼンチンといった新興国通貨の下落が継続する中で豪ドルの上値も限定的とみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:80円70銭~79円20銭(61.8%)

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[カナダドル円]NAFTA再交渉の行方とBOC会合

(カナダドル円日足)


先月末に決着がつくかと思われた米国とカナダのNAFTA交渉は結局今週5日に持ち越された。交渉の内容はともかく合意に至るようならカナダドルの買い戻しが一機に強まるとみてよいだろう。反対に交渉決裂となれば一目の雲を下回りボリンジャーバンドの下限付近までの下落も視野に入る。
今週はBOC政策会合が開かれ週末にはカナダ雇用統計の発表も控えるだけにカナダドルの注目度は高まる。
利上げに関しては当面据え置かれると予想されるが利上げに前向きな内容が示されるようなら下げ過ぎたカナダドルの反発のきっかけとなりそうだ。
今週は一目の雲のねじれが生じることもありカナダドルの下落トレンド転換か、或いはトレンド継続かを占う重要な週となる。

今週のカナダ円予想レンジ:85円90銭~83円90銭(61.8%、BB下限)

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[全般]貿易摩擦懸念などのリスク回避とその反発

新興国通貨の下落に加え中国や欧州、そしてNAFTA再交渉などへの懸念の高まりから安全通貨であるドルや円に買いが集まった。今週もこれらの問題が燻る中でクロス円の動きに注目が集まる。
先週は米国とメキシコのNAFTA交渉が大筋合意したことで市場に安心感が広がりドル円クロス円ともに上昇。しかし、その後トランプ大統領が中国に対する2000億ドルの追加関税を今週中にも実施する可能性を示すと一気にリスクオフの動きが強まった。また、EUに対しても「貿易に関してEUは中国と同じくらい悪い」と発言。カナダとの再交渉が難航する中で世界的な貿易摩擦への懸念の高まりから週末にかけてリスクオフのドル買い円買いの動きが進んだ。
更に、先週はアルゼンチンが政策金利を45%から60%に引き上げたがペソの下落は止まらず新興国からの資金流出懸念が高まった。
先週末は月末であり米国の連休を控え流動性が低下する中でリスク回避の動きがドルと円を押し上げた。
今週は中国への2000億ドル追加関税の実施やカナダとの交渉の行方などリスクが円買いドル買いの動きがさらに強まる可能性が高い。
一方、中国への関税が先延ばしになりカナダとのNAFTA協議が進展するようなら一気にポジションの巻き戻しが入りドル円クロス円ともに上昇に転じると予想される。
NY株式市場はリスクが高まる中で堅調な地合いを続けるなど米国独り勝ちの勢いは止まらない。
夏休みや米国連休も終わり市場の流動性が増す中でリスク回避の後退からドル円クロス円の反発がみられるか注目。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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