ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-12

[米ドル円]リスクオンの円安とドル安

(米ドル円日足)


ファーウェイ副会長の保釈や、中国製造2025の見直し検討との報道などから米中貿易摩擦の懸念が後退。また、イタリア予算が対GDP比で2.04%まで引き下げられたことやメイ英首相が信任されるなど、市場の不安感が後退。
世界的に株高が進むとリスクオンの円安が強まった。一方で、ユーロやポンドの上昇がドル安を促したことでドル円は113円前半からミドルでの狭いレンジ内での動きが続いている。
市場全般にリスクオンムードが漂う中で今日も株式市場で堅調な地合いが継続されるようならドル円は114円を伺う展開が予想される。ただ、米中問題や欧州問題などの火種が依然として燻っていることから予断を許さない状況に変わりはない。
一目の雲の上昇トレンドは継続しており113円付近では押し目買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:113円90銭(BB上限)~113円00銭(先行1、転換線)

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[ポンド円]メイ首相信任で一安心

(ポンド円日足)


ロンドン市場が始まったところでメイ首相の不信任投票を行うことが決まったとの報道でポンドが売られる場面も見られた。しかし、その後は信任票が上回る中でポンドは徐々に上昇。
NY市場では米中貿易摩擦懸念の後退などから株式市場が三指数ともに大きく上昇するとリスクオンの円安がポンド円を押し上げた。
NY市場の引けにかけてメイ首相が信任されたことが伝わるとポンド円は143円44銭まで上昇。しかし、大分織り込まれていたことから伸び悩んだ。
一先ずメイ首相が信任されたことで一年間は党首続行となり今後議会との交渉は有利に働く。
合意無き離脱への懸念から売り込まれたポンド円も目先リスクオンの動きが重なり買い戻しの動きが一段と強まる可能性が高い。
ただ、ショートカバーが一巡したところでは再度売りが強まるとみている。

ポンド円予想レンジ:144円10銭(BB中心、61.8%)~142円40銭

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言で一時的上昇も

(ユーロ米ドル日足)


コンテ伊首相は19年度予算案を巡り財政赤字の対GDP比目標を2.04%に引き下げる提案をEUに提出したことからユーロ買いが進んだ。
市場には一先ず安堵感が広がる中で本日ECB理事会が開かれる。
会合では現行の政策金利0%が据え置かれると同時に予定通り今月で量的緩和を終了するとみられており市場への影響は限定的とみる。
注目はドラギ総裁の記者会見に集まる。
欧州景気減速が懸念される中で景気見通しやフォワードガイダンスの修正が示されるかに注目が集まる。
そうなれば来年夏以降の利上げが難しくなるとの見方もあるが市場では大分織り込まれている。
もし、修正がないようならユーロの買い戻しが一段と強まる可能性が高いとみる。
ただ、フランスの政治不安やイタリア財政問題が解決されたわけではなく上値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1440~1.1330

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[全般]NY株上昇でリスクオン

米中貿易摩擦への懸念が後退したことでNY株式市場は三指数ともに大幅高。また、イタリア予算案への懸念の後退やメイ首相が信任されたことで市場に安心感が広がり円安進行。
昨日の東京市場では中国通信大手ファーウェイの副会長が保釈されたことなどから米中貿易摩擦の懸念が後退。日経平均株価は大幅反発となったことでドル円も113円ミドルまで上昇。
欧州市場ではイタリアがEUに対して2%の財政赤字目標を提出するとの報道がありユーロが上昇。その後否定されたものの最終的に2.04%の目標が提出され、ポンドも上昇。
欧州市場が始まったところでメイ首相の不信任投票を行うことが決まりポンドは一時下落。一部で信任されるとの見方が広がりポンドは上昇。結果は200対117で信任されたことが伝わったが既に織り込んでいた。
NY株式市場は米中貿易摩擦やイタリア予算案、そしてブレグジット問題への懸念が後退したことで三指数ともに上昇。NYダウは一時430ドル近く上昇するなどリスクオンの動きが強まった。米長期金利も上昇に転じたもののユーロやポンドの上昇によりドルは全面安となった。
結局ドル円はドル安円安の綱引きが続いたことで113円ミドル付近でのもみ合いが続いている。
株式市場は不安定な状態が続いているものの、過度な不安感は徐々に後退。
底値を固めながら上昇が継続するとみている。
ただ、フランス政権への不信感やイタリア問題も完全に解決されたわけではない。
ブレグジットも議会の採決が延期されただけで依然としてハードブレグジットへの警戒感は残る。
安心感が円安を促すものの手探り状態のリスクオンの動きは一時的なものになるかもしれない。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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