ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-05

[米ドル円]米PPIで一段の円高も

(米ドル円日足)



米中貿易摩擦再燃により円高が進むなか東京時間に中国貿易収支が発表されドル円はこの日の安値となる109円91銭まで下落した。対米輸出が減少したものの輸入が大きく減少したことで中国景気減速懸念が拡大。
しかし、109円台では実需の買いなども入り反発したものの上値の重い展開は欧州市場でも続いた。
NY市場が始まったところで米国が中国に対して2000億ドル相当の関税引き上げを10日に実施することを正式に表明。これに対して中国も米国に対して報復関税を課す可能性を示したことでドル円は再び109円台に突入したものの直ぐに110円台を回復。
米中協議が継続されることで期待感がドル円の下支えとなった。
依然として米中協議への警戒感が燻る中で今日のNY時間に発表される米4月PPIが予想を下回る結果となれば円買いを仕掛けてくる可能性が高い。

ドル円予想レンジ:110円80銭~109円40銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]政治混乱でポンド売り加速

(ポンド米ドル日足)



英国政府は今月末に行われる欧州議会選挙に参加する方針を固めたことで与野党協議が決裂寸前まで追い込まれた。選挙に参加することでEU離脱時期が長期化するとの見方もあり不透明感が広がる中でポンドの下落が加速。
一方で合意無き離脱への警戒感も後退する中でポンドの下値も限定的とみる。
米中貿易摩擦懸念の拡大から米長期金利も低下しておりドル売りの動きがポンドドルの下支えとなっている。
1.3ドル割れは一時的に割り込んでも過去何度も跳ね返されているレベルでもある。
下げ止まりが確認されたら買いを入れていきたい。

ポンドドル予想レンジ:1.3080~ 1.2980(61.8%)

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[NZドル円]更なる利下げの可能性示されず

(NZドル円日足)



昨日東京時間に開かれたRBNZ政策会合では政策金利を1.75%から1.5%に引き下げられたことでNZドルは急落。しかし、既に利下げは予想されたものでありその後すぐに反発。
声明文では「雇用とインフレ見通しを考慮すると利下げは目標を達成するために必要」「国内成長は2018年後半から減速した」などとした。今後の追加利下げの可能性が明確に示されなかったこともNZドルの買い戻しを促した。
米中貿易摩擦への懸念が広がり円買いが進む中でNZドル円は一時71円89銭まで下落した。このレベルは1月3日のフラッシュクラッシュの次の日の安値レベルでもあり意識された。
結局、このレベルを下回らなかったことで底の堅さを確認したとみる。
もし、71円89銭を割り込むようなら1月3日の安値となる69円ミドルが視野に入る。

NZドル円予想レンジ:73円00銭~72円00銭

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[全般]米中貿易摩擦再燃で円高継続

米国は対中2000億ドル相当の関税賦課を10日に実施すると正式に表明したことで中国も報復関税の可能性を示すなど混乱が続く。一方、中国側が最終的に米国に歩み寄るとの期待も燻るなど市場に依然として不透明感が漂う中で一層円高が進んだ。
昨日の東京市場では前日に引き続き米中貿易摩擦再燃への懸念から日経平均株価が続落。上海総合指数も下落するなどリスク回避の円買いが進みドル円は110円を割り込んだ。
また、この日はニュージーランド中銀RBNZが政策金利を0.25%引き下げたことでNZドルが急落。しかし、ほぼ織り込み済みということもありすぐに買い戻された。
一方、ポンドはEU離脱を巡り与野党協議が決裂寸前との報道を手掛かりに下落幅を拡大。今月の欧州議会選挙に参加することを表明するなど離脱時期が長期化するとの見方もある。
NY市場では株式市場が前日の不安定な動きから一転して三指数ともに落ち着いた動きとなった。
この日は米国が2000億ドル相当の中国製品に25%の課税を賦課することを正式に決定。それに対して中国も報復関税を課する考えが示されたものの市場への影響は限定的となった。
トランプ大統領が「劉副首相は貿易協議を修復するプランを持っている」と発言。また、サンダース大統領報道官の「中国から米国に合意に前向きな示唆があった」と報じられるなど、先行きの見通しができず、株式市場は動きにくい状況となった。
今後も中国との協議が継続されるとみられることから最終的に中国が米国に歩み寄る形で合意するとの見方も根強い。
悲観の後は楽観、楽観の後は悲観といった動きを繰り返しながら相場が続いている。
今回は米中協議への楽観的な見方が進み過ぎた反動の動きであり、今後合意に進展がみられるようなら再びリスクオンの円安が進むことになる。
実際に関税を引き上げることになれば一段の円高に進む可能性もあるが、反転のチャンスも見逃さないようにしたい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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