ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-05

[米ドル円]材料出尽くしで円売り戻し

(米ドル円日足)


先週末の東京時間に米国が中国に対して関税引き上げを実際に実施。市場は既に織り込み済みということから材料出尽くしでドル円は上昇に転じた。
先週は日本の連休最後の月曜日にトランプ大統領の関税引き上げ発言から円は一気に上昇。結果的にドル円は109円48銭を2度付けたことで短期的なダブルボトムを付けた格好だ。
今後も米中協議は継続されることからすぐに追加関税引き上げ実施はないとみられるだけに、ドル円ショートポジションの巻き戻しは今週も継続されるとみる。
但し、月曜に3250億ドルの新たな制裁品目の詳細を公表することで一時的な円高が予想される。
また、今週発表される米経済指標とその結果に対してNY株式市場がどう反応するかに注目。
NY株式市場が底堅い動きを見せるようなら、過度なリスク回避の動きが後退したと判断され111円を試すと予想する。
このレベルはトランプ発言で急落する前のレベルでもあり意識される。

今週のドル円予想レンジ:111円00銭(50%、雲の上限)~109円00銭

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[ポンド円]143円70銭の攻防

(ポンド円日足)


先週は英地方選で与野党が惨敗したことで両党が離脱案で妥協するのではといった観測がポンド買いを促した。一方、メイ首相退任圧力が強まる中で英国政治不安がポンドの足枷となっている。
英国は今月23-26日に行われる欧州議会選挙に参加することを表明したことで離脱時期が更に先送りされるとの見方が広がった。しかし、メイ首相は英議会が夏季休暇に入る7月後半前に目指すとしたが依然として不透明感が広がる。
そんな状況下で先週は米中貿易戦争激化による円高が進みポンド円はこれまでの強いサポートとして意識されていた143円70銭を割り込み142円25銭まで下落。一旦勝負ありかと思われたが週末に買い戻しが入った。
今週はこの買い戻しの動きが続きこれまでのサポートレベルであった143円70銭を上抜くか注目。
もし、上抜けないようなら再び142円25銭割れから一段の下落が予想される。
反対に上抜くようならショートカバーを巻き込み145円台も視野に入る。

今週のポンド円予想レンジ:145円00銭(BB中心、61.8%)~142円50銭(5月10日安値、BB下限)

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[ユーロ円]底値付けて反転か

(ユーロ円日足)


米中貿易摩擦再燃により円高が進む中でユーロ円は先週122円50銭まで下落した。このレベルは1月3日のフラッシュクラッシュの翌日の安値と同レベルということもあり意識された。結果的に底割れに失敗し反転している。
今週はドイツやユーロ圏GDP、そして4月の消費者物価指数など重要指標が軒並み発表される。
米中摩擦懸念による円買いも一巡した観もあり、市場は大分織り込んだように見える。
ユーロ円ショートポジションが積み上がっているとみられ、ちょっとした好材料があれば一段のショートカバーが入りやすい状況。
上値目途としては50.0%戻しでありボリンジャーバンドの中心線でもある125円10銭付近。

今週のユーロ円予想レンジ:125円10銭(50.0%、BB中心)~122円90銭

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[全般]クロス円の動きに注目

先週はトランプ大統領の対中関税引き上げ発言で円全面安の展開で始まった。結果的に2000億ドルの関税を引き上げたことで材料出尽くし観から円売り戻しの動きが強まり終了。今週はこの動きが一巡した後のクロス円の動きに注目したい。
先週末の東京時間に米国は中国に対して2000億ドル相当の輸入品に対して25%の関税引き上げを実施。既にマーケットは織り込み済みということから円売りの動きが強まりドル円は反発。上海総合指数は3.1%上昇するなど噂で売って事実で買いの典型的な動きとなった。
NY時間にトランプ大統領は「残りの3250億ドル分にも25%追加関税を課す作業が始まった」と発言するなど中国をけん制する動きを止めない。中国も「必要な報復措置を取らざるを得ない」などと発言するなど米中貿易摩擦激化再燃への懸念が燻る。
一方、ムニューシン財務長官は「中国との交渉は建設的だ」「米中は北京で通商協議を継続することを合意」。劉副首相も「米国との交渉は非常に順調」など今後も協議が継続することで最終的な合意への期待も残る。
市場は第一幕終了という観もあり過度な警戒感が後退し欧州やNY株式市場も上昇して終了。円買いに傾き過ぎた反動からドル円クロス円の買い戻しが強まった。
これらのポジション調整の動きは今週も継続する可能性が高いとみている。
クロス円の動きに注目したい。
主なクロス円は強いサポートと思われていたレベルを下回ったが、このレベルが今度はレジスタンスになるか、或いは上抜けするのかに注目。上回るようならドル円の押し上げ要因となる。
ただ、トランプ大統領が中国への圧力を緩めることはなく、今後中国との交渉は激化することは必至。ただ、次の制裁が実施されるまでは買い戻しの動きが強まりそうだ。上値目途としてはゴールデンウィーク前のレベルが意識される。
今週は米国や欧州などの経済指標を見ながらクロス円中心の取引に注目したい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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