ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-05

[米ドル円]過度な円高リスクは後退

(米ドル円日足)


トランプ大統領が中国との貿易協議が成功するだろうとの楽観的な見通しを示したことで一先ず過度なリスクオフの動きが後退。前日のNY株式市場の大幅安で109円付近まで下落したドル円は反発に転じた。
ただ、トランプ大統領によるFRBの利下げ圧力もありドルの上値も限定的となった。
また、中国が人民元安を容認しているとの見方もあり米国からの為替操作への発言が出るようならドル円も攣られて円高に振れるとの見方もドル円の上値を抑える。
ただ、過度なリスクオフ懸念は後退してきたことで一先ず109円付近の底堅さは確認。
ドル円の買い戻しがもう一段入る可能性が高いとみるが、110円台では売りが並ぶと予想される。

ドル円予想レンジ:110円00銭(50%)~109円30銭(BB下限)

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[ポンド米ドル]底値に近づく

(ポンド米ドル日足)


EU離脱を巡る英政局の混乱によるポンドの売りが止まらない。
昨日のロンドン時間に英タイムズ紙の世論調査でメイ首相率いる与党保守党の支持率が5位に転落。支持率低下を受けて、メイ首相に今秋にも退任日を決めるように求める圧力が強まっていると報じられポンド売りが強まった。
また、NY株式市場の反発により米長期金利が上昇したこともポンドドルの売りを加速させた。ポンドドルの売りが止まらず1.29ドル付近まで下落し前日と同様に安値引けとなった。
しかし、ポンド売りの材料もほぼ出尽くし観があり下げもそろそろ終盤に近づいているとみる。
4月25日の安値1.2860付近にはボリンジャーバンドの下限と重なり強いサポートとして意識される。ここで下げ止まるようなら買いを入れてみる。

ポンドドル予想レンジ:1.3000~ 1.2860(BB下限、4月25日安値)

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[ユーロ円]イタリア懸念と経済指標

(ユーロ円日足)


昨日発表されたドイツとユーロ圏5月ZEWはそれぞれ予想を下回った。また、イタリア副首相が雇用促進のためEU財政規律違反である財政赤字の対GDP比3%越えを示唆。イタリア財政問題の懸念が改めて意識されたことでユーロ売りが加速し、この日の安値となる122円65銭まで下落した。
しかし、トランプ大統領発言で米中協議への過度なリスクオフが後退。円安の動きが強まりユーロ円も一先ず下げ止まった。
122円ミドルは1月3日のフラッシュクラッシュ以降の最安値となっており、この数日強いサポートとして意識される。
本日はドイツやユーロ圏の1-3月期GDPが発表される。
この結果がどうあれ122円ミドルを割り込まずに引けてくるようなら当面の底を付けた可能性が高いとみる。

ユーロ円予想レンジ: 123円40銭(50%)~122円60銭

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[全般]米中摩擦による過度なリスクオフも一服

米中貿易摩擦激化による関税報復合戦もトランプ大統領の楽観的な発言で一先ず一服感が出始めている。
昨日の東京市場ではトランプ大統領が「中国との協議は成功すると思う。それは3-4週間後に分かる」と発言したことで合意への期待が高まりドル円は底堅い動きでスタート。しかし、日経平均株価や上海総合指数は前日のNY株価の大幅安の動向を受けてマイナスで引けた。
欧州市場ではユーロやドイツのZEWが予想を下回ったことからユーロ売りが先行。また、イタリアが雇用促進のため財政赤字の対GDP比3%越えを示唆。イタリア財政問題の懸念が改めて意識されたことでユーロは対ドル対円で売りが加速。ドル円も攣られて上値が抑えられた。
NY市場ではトランプ大統領が「しかるべき時が来たら中国と取引するだろう」「中国はおそらく金利を引き下げるだろう、FRBも同じようにすべきだ」などと発言。
米中貿易摩擦激化への過度な懸念が後退したことやFRBの利下げ期待もありNY株式市場は三指数ともに反発。
引け際にはムニューシン財務長官が近く訪中の可能性を示唆したことも市場に米中合意への期待感が広がり過度なリスクオフの動きが後退。ドル円は109円後半に上昇して引けている。
中国は関税引き上げを6月1日に実施することを決め、米国も第四弾の関税引き上げを6月末以降に実施すると予想される。その間にはG20サミットもあり何らかの歩み寄りへの期待が株価反発の背景にありそうだ。
合意に達するかは今の時点ではわからない。過度なリスクオフの動きは一旦収まったとしてもドル円やクロス円の上値は限られるとみる。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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