ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-05

[米ドル円]過度な警戒感後退による円安

(米ドル円日足)


先週は米中貿易摩擦から米中貿易戦争拡大への警戒感が広がりドル円は一時109円割れ寸前まで下落した。しかし、その後は好調な米経済指標の結果からNY株式市場が反発したことでドル円も110円台に押し戻されて引けている。
過度な警戒感によるドル高円高の動きが後退したことで今週のドル円は底堅い動きが先行しそうだ。それにはクロス円の巻き戻しがどこまで強まるかに注目が集まる。
今週は日本の1-3月期GDPが発表され、その結果次第では消費増税延期と解散総選挙の可能性が高まる。そうなれば日経平均株価の上昇により円安が一段と進みやすくなる。
ただ、米中問題への懸念は今後も燻り続ける中でドル円の上値も限定的とみる。

今週のドル円予想レンジ:110円70銭(50%)~109円10銭

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[ユーロ円]欧州議会選挙リスク

(ユーロ円週足)


イタリアが財政赤字の対GDP比で3%を超える可能性を示唆するなどEUの規律に対する批判的な意見が広がる中でユーロは上値の重い展開が続いた。しかし、今週行われる欧州議会選挙を控え122円手前で下げ止まった。
選挙では反EU派が勢いを増す中で結果次第ではEUの結束に懐疑的な見方が広がる可能性もある。
また、米中貿易摩擦激化の中で株式市場が軟調な地合いとなればリスク回避の円買いの動きが強まりかねない。
先週は自動車輸入に対する関税発動を延期することが決まり一先ず安心感が広がった。
しかし、欧州景気減速などの懸念が燻る中でユーロ売り圧力は依然として強そうだ。

今週のユーロ円予想レンジ: 124円00銭~120円00銭(61.8%)

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[豪ドル円]与党勝利で巻き戻し?

(豪ドル円日足)


先週末に行われた豪州総選挙では野党労働党が有利との予想から6年ぶりの政権交代となるかと思われた。しかし、結果は予想に反して与党保守連合が勝利。野党が政権を取れば更なる金融緩和が高まるとの見方もあった。一方で、景気対策が打ち出されるとの期待もあったが先行き不透明感が漂う中で豪ドルは軟調な地合いが続いていた。
今週はその反動から豪ドル買いが先行する可能性が高いとみる。
米中貿易摩擦激化への懸念は残るものの一先ず目先は織り込んだ観もある。
1月3日のフラッシュクラッシュの次の日の安値75円20銭付近が意識されており、先週はその手前の75円33銭で下げ止まった。
このレベルを大きく下回らないようなら当面の底値確認となり上値を試す展開を予想する。

今週の豪ドル円予想レンジ: 77円00銭(61.8%)~75円20銭(BB下限、1月4日安値)

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[全般]米中問題燻る中でクロス円に注目

先週は中国が米国に対して報復関税を課すとの報道で株式市場が急落して始まった。その後トランプ大統領が中国との協議に対して楽観的な発言もあり株価は上昇に転じた。しかし、米国が中国通信機器大手ファーウェイに対し輸出禁止措置を発動するなど米中関係への懸念は残る。その中で米経済指標が好調な結果を示したことで過度な警戒感は後退。
日本やユーロに対する自動車関税先送りもあり市場には安心感が広がった。一先ず過度な米中関係への懸念も織り込み様子見姿勢が進む中で円高ドル高の反動が入るか注目。
先週末のNY市場ではトランプ大統領が改めて日本やEUの自動車関税措置を少なくとも6か月延期することを言及。また、「数量規制も課すことはない」との茂木経済財政相の発言もあり円高が一服。また、この日発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を大きく上回った事で株価が続伸。ドル円は110円台に乗せて引けてきた。
クロス円もポンド円以外は下げ止まりを見せており、今週はこれらクロス円の動きに注目したい。
クロス円全般に反転か更なる下落に転じるかクルーシャルなレベルに差し掛かっており、利益を上げるチャンスとみる。
米中協議は双方一歩も引かない姿勢を強める中で、次の更なる摩擦が強まる前に過度なリスク回避の動きが後退するとみる。
ただ、それは一時的なもので市場のリスクは常に燻る。
米中問題以外にもイタリア財政赤字問題に揺れるユーロ。EU離脱を巡り英国政治リスクの高まりなどによりポンドの下落が止まらない。
これらがクロス円の下げを加速させるのか、或いは一時的に買い戻しが入るのか株式市場の動向も含め注目。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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