ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-06

[米ドル円]利下げ期待でリスクオンの円安

(米ドル円時間足)


東京市場が終わったところでカプラン・ダラス連銀総裁が利下げは時期尚早との発言からドル買い戻しの動きが強まりドル円は108円38銭まで上昇。しかし、その後発表されたADP雇用統計が予想を大きく下回ると107円83銭まで急落。しかし、前日の安値とほぼ面合わせとなり下げ止まった。
その後前日に引き続きNY株式市場が大幅高となったことでリスクオンの円安が進みドル円は108円ミドル付近まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
利下げはドル安を招くことから円安とドル安の綱引き状態が続くとみるが、今の状況では円安の動きが上回っている。
市場のセンチメントは過度な悲観から一気に楽観に傾いているだけに、明日の雇用統計までドル円は底堅い動きが続くとみる。
上値目途は直近のフィボナッチ50%戻しとなる108円後半が意識される。

ドル円予想レンジ:108円90銭(50%)~108円10銭

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[ユーロ米ドル]ECB理事会とイタリア問題

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間に欧州委員がイタリアに対して「過剰財政赤字是正手続きは正当化される」との発言でユーロが一瞬売られたものの直ぐに買われるなど堅調な地合いが続いた。
既に織り込まれていることや、連立を組む五つ星との崩壊が寧ろ好感された観もある。
その後発表されたADP雇用統計が予想を大きく下回るとドル売りが強まりユーロはこの日の高値となる1.1307まで上昇。このレベルは下降トレンドラインが上値を抑えたことで失速。その後も下落が続きほぼ安値圏となる1.12前半での引けとなった。
本日はECB理事会が開かれるが政策金利は据え置きとなり第三弾の条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)が実施されると予想される。
ドラギ総裁の記者会見で早期の利下げの可能性を示すようなら一時的なユーロ売りを誘う可能性が高い。
ただ、FRBの利下げ観測が強まる中で下値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1280~1.1190(BB中心、61.8%)

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[南アフリカランド円]原油価格下落で売り強まる

(南アフリカランド円日足)


ここにきて原油価格の下落が止まらず昨日は1バレル50ドル付近まで売り込まれた。
南アフリカは原油産出国ではないものの、資源価格全体が下落していることから資源通貨の売りが強まっている。
特にリスクの高いランドに売りが集中。原油価格の下落が始まった5月後半からランド円も合わせるように売りがスタート。
ボリンジャーバンドの下限に沿ってバンドウォークが続いている。
ただ、1月3日に付けた安値7円20銭付近(各社それぞれ異なる)に近づいていることからそろそろ下げ止まる可能性が高い。

ランド円予想レンジ:7円38銭~7円20銭(1月3日安値付近)

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[全般]利下げ期待で株式市場続騰

前日に引き続きNY株式市場は三指数ともに大幅高となった。前日のパウエルFRB議長が利下げの可能性を示したことが影響している。対メキシコ関税問題への懸念も後退したことも株価を押し上げた。この日発表された雇用指標は予想を大きく下回り一時的なドル売りがみられたものの株式市場の上昇による円安がドル円を押し上げる結果となった。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の大幅高の動きを受け日経平均も大きく反発して始まった。しかし、米長期金利の低下によるドル売りの動きがドル円の上値を抑えた。
その後カプラン・ダラス連銀総裁が「利下げを判断するには経済シグナルが必要」「利下げは時期尚早」と発言。欧州市場でドル買いの動きが強まるとドル円は底堅い動きが続いた。
NY時間に発表された5月ADP雇用統計が2.7万人と予想の18万人を大きく下回るとドルが全面安。ドル円は107円83銭まで下落した。
週末に発表される米雇用統計も予想を下回る悪化が予想されたためだ。
しかし、NY株式市場が前日に引き続き上昇して始まるとドル買い戻しの動きが活発となった。
経済指標の悪化は寧ろ利下げを加速するとの期待が高まるなど、市場のリスクオンの動きが強まっていることを示すものだ。
トランプ大統領はメキシコへの関税は脅しではないと発言しているものの、グラスリー上院財政委員長は「米国はメキシコに関税を課さない見通し」と発言したことも市場に安心感を与えた。
株式市場の反発によりクロス円全般に買い戻しがみられるが、この動きが相場の転換なのか調整なのかを判断するのは未だ出来ない。
明日の雇用統計がADPと同様に予想を下回るようなら再び景気減速懸念が広がりリスク回避の動きに転じる可能性も残る。
ただ、今日は昨日の流れを継続する格好で円安が進みやすい地合いとみる。
本日はECB理事会が開かれることからユーロの動きに注目が集まりそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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