ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-08

[米ドル円]ドルの方向掴めず

(米ドル円日足)


パウエル議長は「一回の利下げで終わるともいえないが長期の利下げに入ったわけではない」と発言。今回の利下げは予防的なものと受け止められるものの今後の利下げの可能性を残す微妙な言い回しとなった。
結果的にドル円は109円をワンタッチしたものの上抜くことは出来なかった。
この夏最大のイベントであるFOMC会合が終了したことで目先はレンジ相場に入った観もある。
市場はFRBの緩和政策が継続されるかどうかを見極めるために今後の米経済指標に一喜一憂しそうだ。
本日発表される7月ISM製造業や今週末の米雇用統計の結果次第では市場の思惑が交錯しそうだが、一方向への動きは期待できない。

ドル円予想レンジ:109円10銭(BB上限)~108円30銭(38.2%、BB中心)

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[ユーロ米ドル]1.11ドルのサポート割れで下落継続

(ユーロ米ドル日足)


強いサポートとして意識されていた1.11ドルを昨日のNY市場で割り込み1.1060まで下落した。
FOMC会合での利下げ幅が0.25%となったことや、パウエルFRB議長の発言内容が市場の期待よりもタカ派的と受け止められたことでドル買いが進んだためだ。

昨日発表されたユーロ圏4-6月GDPは1.1%と予想の1.0%を上回ったものの前回の1.2%から低下。HICPコア指数も0.9%と前回の1.1%から低下するなど次回のECB理事会での利下げの可能性が高まる。
1.11ドル付近まで買い戻されるようなら売りを出してみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1110(38.2%)~1.1000

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[ポンド円]BOE会合で買い戻しも

(ポンド円日足)


EUからの合意無き離脱の可能性が高まる中ポンド円は今週に入り下げ足を加速。1月3日のフラッシュクラッシュで付けた安値とほぼ同レベルの131円61銭まで下落。
一先ず市場には達成感が広がっている。
本日開かれるBOE政策会合ではハードブレグジットを背景にこれまでの緩やかな引き締めから緩和に転じるのではといった観方が広がっている。
しかし、インフレを抑えるためには引き締め継続の必要性がありBOEとしては難しい舵取りが要求される。
もし、市場の期待を裏切り現行の金融政策を継続するとの内容が示さるようならポンドの買い戻しのきっかけになりそうだ。
反対に、今後緩和政策に転換するとの姿勢が示されるようなら130円割れも視野に入る。

ポンド円予想レンジ:134円00銭(61.8%)~131円80銭

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[全般]FOMC会合後ドル全面高

注目のFOMC会合では予想通り政策金利を0.25%引き下げたことでドル買いが強まった。パウエルFRB議長の発言は市場が期待していたよりもタカ派的な内容となったこともドル買い戻しのきっかけとなった。

昨日の東京市場では米中協議への先行き不透明感から日経平均株価が下落。ドル円もFOMC会合を控える中で108円ミドル付近でもみ合いが続いた。
欧州市場ではユーロ圏4-6月期GDPが1.1%と予想の1.0%を上回った。
同時に発表された7月HICPは1.1%と予想通りの結果となったがユーロへの影響は限定的となった。
NY時間には7月ADP雇用統計が15.6万人と予想の15万人を上回り、4-6月雇用コストも0.6%と予想の0.7%を下回ったもののこちらも市場への影響は見られなかった。
その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数が44.4と予想の50.6を下回るとドル売りに反応したものの値幅は軽微なものとなった。FOMC会合を控え市場は慎重な動きが続いた。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利を0.25%引き下げ、2.00~2.25%とした。
声明文には「ジョージ・カンザスシティ連銀総裁とローゼングレン・ボストン連銀総裁が利下げに反対票を投じた」「引き続き見通しに対する不確実性がある中で景気拡大を維持するため適切に行動」などこれまでのスタンスを維持する内容となった。ほぼ予想通りとなったことで発表後ドルの買い戻しが強まった。
その後行われたパウエルFRB議長の記者会見では「一回の利下げで終わるともいえないが、長期利下げに入ったわけでもない」「景気後退期や長期間の不況時に行う利下げではない」など予防的な利下げであり、今後利下げが継続することを明確に示さなかったことで短期金利は上昇。NY株式市場は利下げ継続期待が後退し3指数ともに大幅安となった。
結果的にドル円は109円付近に迫る上昇となったものの、ドル高と同時に円買いの動きも強まったことで上値も抑えられた。
10年半ぶりにFRBが金融緩和に踏み切ったものの市場は継続性が示されなかったことでドルの方向性を見極めることは出来なかった。
しかし、従来の量的引き締めとなる資産買い入れを2か月前倒し今回終了させるなど9月利下げの可能性も残る。
ドルの方向感を見極めるためには今後の経済指標の動向や米中協議の行方に注目が集まる。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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