ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[米ドル円]FOMCと日銀会合

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190916_hiashi.jpg

米中通商協議への進展期待からリスクオンの円安がすすむと同時に米金利上昇によるドル買いも進む。ただ、ユーロやポンドの上昇によるドル売り圧力もありドル上昇の勢いも抑えられている。
今週はFOMC会合と日銀会合が開かれるだけに先週のドル円も慎重な動きが続いている。
FOMC会合では0.25%の引き下げは既に織り込み済み。今回は米中協議進展期待から今後の利下げには慎重な姿勢が示されるとみている。
一方、日銀はマイナス金利の深堀りには触れても極端な円高に進まない限り現行の政策を維持するとみる。
ただ、NY株式市場が緩和期待の後退による売りがどこまで進むかが焦点となるが、最近の好調な米経済指標を背景に下値も限定的とみる。
日足チャートを見ると一目の雲を上抜きボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが継続している。
結果的にドル円は109円台を試す展開を予想する。

今週のドル円予想レンジ: 109円30銭(61.8%)~107円30銭

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[ポンド円]BOE会合とリスクオン

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20190916_hiashi.jpg

10月末の離脱期限を3か月先送りしたことでポンドは反転。先週は北アイルランドの民主統一党(DUP)がアイルランド国境のハードボーダー設定回避を保証するためのバックストップに変わる新たな取り決めを受け入れる意向を示したこともありポンド買いが加速。
126円ミドルでダブルボトムを形成して買いが進み、先週末には一目の雲の上限を上抜いた。
バンドウォークからの上昇トレンドは継続している。
先週末のポンド円は下落前のレベルである135円付近で上値が抑えられたものの高値引けとなった。
買いの勢いは依然として継続するとみる。
今週はBOE政策会合が開かれ現状維持が予想される。
合意無き離脱リスクが燻る中で金融緩和姿勢が示されるとみるものの、既に市場は織り込み済み。
米中協議進展への期待から円安が進みやすい地合いだけに、今週は135円を上抜き半値戻しの137円後半までの上昇を予想する。

今週のポンド円予想レンジ: 137円70銭(50%)~134円20銭

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[南アフリカランド円]SARB政策会合とリスクオン

(南アフリカランド円日足)


米中協議への進展期待から市場はリスクオンの動きが強まりランド円も上昇幅を加速している。
今週は南ア中銀SARBの政策会合が開かれるが今回は現行の政策金利6.5%据え置きが予想される。
市場の一部では追加利下げの観測もあり、据え置き決定でランド買いが強まる可能性が高い。
米中摩擦が後退する中で世界的な低金利により南アランドの6.5%という金利は魅力的だ。
6円77銭付近でダブルボトムを形成し、その後ボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが継続。
下降トレンド76.4%戻しの7円55銭付近が意識される。

南アランド円予想レンジ: 7円55銭(76.4%)~7円30銭

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[全般]FOMC会合 緩和政策の行方

米中通商協議への進展期待からリスクオンの円安が進み先週はドル円クロス円ともに上昇。一方、ECB理事会で3年半ぶりに金融緩和に転じたものの批判的な意見が相次ぎユーロは寧ろ上昇するなど大きな相場の分かれ目ともいえる動きがみられた。
今週はFOMC会合が開かれるがその結果次第で更にドル高円安の流れが強まる可能性もあり注目が集まる。
先週は中国に対してトランプ政権は10月1日実施予定であった追加関税の2週間の延期を決定。その日は中国共産党建国70周年記念ということから「善意の意思表示」を示した。これに対して中国も知的財産の保護や米農産物の購入を受け入れることを検討するなど米中対立への懸念が後退。世界同時株高を背景にリスクオンの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。米長短金利も大きく反発するなど市場には安心感が広がった。
また、先週発表された米PPIやCPIコア指数、そして小売売上などの重要指標がそれぞれ予想を上回る好結果となったことも市場の楽観的なセンチメントを広げた。
先週はECB理事会では利下げに加え量的緩和実施を決めるなどほぼ満点ともいえる緩和政策に転じた。しかし、その実効性には懐疑的な見方もあり、多くの欧州中銀からも批判的な意見が出たことでユーロ買い戻しの動きが強まった。
これらの状況を背景に今週はFOMC会合が開かれる。
市場は0.25%の利下げを既に織り込んでおり、注目は声明の内容やパウエルFRB議長の発言、そして今後の利下げスケジュールに集まる。
各国金融政策へ最も大きな影響を与えているのが米中協議の行方であることは間違いない。
その米中対立がここにきて改善を見せており、一部では暫定合意に至るとの見方も高まっている。
また、NYダウなど米国株式市場の堅調な地合いが続くと同時に米長期金利も大きく反発。既に先週だけで0.35%近く上昇し、長短金利の逆イールドも解消されており市場の過度な利下げ期待は後退。経済指標も堅調な結果を示しておりハト派色が後退する可能性が高いとみる。
ただ、それに対して株式市場が下落する懸念もあり、ドル高と同時に円買いの動きが強まる可能性もある。
また、トランプ大統領はFRBに対して「政策金利をゼロかそれ以下に引き下げるべき」と発言するなど政治的な圧力をかけている。
これらの懸念はあるものの米中協議進展期待が続く限りドル円やクロス円の上昇の流れは継続するとみる。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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