ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-11

[米ドル円]110円の大台を意識

(米ドル円日足)


109円50銭手前で2度跳ね返されたことで短期的にダブルトップを形成。一旦は下値を試す展開が予想されるが、ドル高の流れに変化は見られないことから押し目買いスタンスで臨みたい。
109円ミドルには纏まったオプションとみられる売りが並んでいるとの噂が流れている。しかし、これまでたいてい時間の経過とともにこのような壁は崩されていることから、今回もいずれは上抜けするとみている。
大台となる110円台では流石に一旦は売りを出しておきたい。
米中協議では最終的に既存の幾つかの関税は撤廃される可能性が高い。そうなれば一先ず安心感が広がり、株価上昇によるリスクオンの出遅れた円安の動きが強まるとみている。

今週のドル円予想レンジ:110円00銭~108円60銭

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[ユーロ米ドル]ダブルトップ形成で下降トレンド再開

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20191111_hiashi.jpg

米中協議進展で米長期金利が上昇しドルが全面高となったことでユーロは下落基調に戻り始めている。
ユーロドルは1.11後半を天井にそのネックラインとなる1.1070付近を下抜けたことでダブルトップを形成。スペインの総選挙を控え更に下げ幅を拡大し1.10手前での安値引けとなった。
ユーロが弱気相場に入っており、スペイン選挙でハングパーラメントになった場合ユーロ売りが更に加速する可能性もある。
一方、14日に期限を迎える自動車輸入制限措置について発動を見送るかどうかの決定が下される。市場では楽観的な見方もあり、もし発動を見送るようなら一時的にユーロ買いが進むとみてよいだろう。ただ、ネックラインの1.1070付近で上値が抑えられるようなら下降トレンド継続とみて売りを出していきたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1070(ネックライン)~1.0950(76.4%)

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[ポンド円/ポンド米ドル]もみ合いから放れ

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20191111_hiashi.jpg

(ポンド米ドル日足)


ポンド円は3週間余り140円を挟んで2円幅でのもみ合いが続いている。ドル高が進むなかでドル円の上昇とポンドドルの下落圧力が完全に均衡状態となっているためだ。
先週からいよいよ英国総選挙運動が本格的に始まった。世論調査では労働党が有利となっているが不透明感が漂う。
先週末にスコットランドのSNP党首選挙ではどの政党も過半数に至らないハングパーラメントになればブレグジット阻止に動くと発言。
依然として先行き不透明感は払しょくできないものの、最終的に合意に至るとの見方が根強い。
この長いもみ合いから放れるにはポンド買いが強まるか円安が強まるかのどちらかの動きが必要だ。
ポンドドルの日足を見るとダブルトップのネックラインを若干だが下回って引けており、一段のポンド売りが強まる可能性が高い。
ポンドドルの下落が加速するようならポンド円も下に放れるきっかけとなるだろう。下値目途としてはボリンジャーバンドの下限であり半値戻しとなる137円70銭付近がサポートレベルとなる。
反対に、株価上昇によるリスクオンが強まるようならドル円が110円を試す展開となりポンド円もボリンジャーバンドの上限を上抜け今年5月に下落が始まる前のレベル143円後半を試す展開が予想される。

今週のポンド円予想レンジ: 143円60銭(76.4%)~137円70銭(BB下限)

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[全般]米中協議期待と不安

先週は米中協議を巡り一部合意により既存の対中関税を撤廃するとの報道でドルが全面高。しかし、その後米国が関税撤廃に否定的な見方が示されたことで巻き戻しの動きが入るなど荒っぽい動きも見られた。
先週末東京市場はホワイトハウス筋から「中国と合意することに対して非常に楽観的」「合意は間近」との報道でドル円は109円40銭を付けた。その後利食い売りなどに押されたものの米長期金利の上昇などからドル買いの動きがドル円の下支えとなった。
NY市場が始まったところでホワイトハウス報道官が「部分的な合意に至ればいくつかの関税は撤廃されるだろう」との報道でドル円は再度前日の高値となる109円48銭を付けたが押し戻された。
その後トランプ大統領が「対中関税の撤廃は合意していない」との発言を受けドル円は109円07銭まで下落。NY株式市場も三指数ともに下落したものの、引けにかけて急速に下げ幅を縮小。三指数ともに小幅ながら最高値を更新。米長期金利も高値圏での引けとなるなど結果的にドル買いの流れは継続して引けている。
今週も米中協議を巡り関税撤廃の動きがどこまで進展するかどうかで相場は不安定な動きが予想される。ただ、部分合意に至る流れに変化はなく、詳細を巡る動きの中でドル買いの動きは継続することになるだろう。
ただ、NY株式市場を中心に世界同時株高が進行しているにも拘わらず円安の動きが一切見られない。
ドル高によりユーロやポンドが下落することでクロス円の買いが入りにくい状況が市場に歪みを生じさせているように見える。
何かきっかけがあれば出遅れた円安の動きが強まり、歪みが解消されるとみている。
そのきっかけは米中協議の動向であり、ある妥協点が見いだせるようならクロス円の上昇に繋がりドル円も110円台を試しに行く展開が予想される。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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