ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-10

[全般]米雇用統計発表前の攻防

先週は注目のトランプ大統領施政方針演説の結果が無難に通過したことを好感。市場には安心感が広がった。演説前では多くのFOMCメンバーによる早期利上げを示唆する発言が相次いだが不透明感が漂う中で反応は限られていた。しかし、イベントリスクが終了すると市場は再び米国金融政策の行方に注目が移った。
ダドリーNY連銀総裁が早期利上げに前向きな姿勢を示したことを機にドルは上昇。3月利上げ確率が90%台に乗せるなど、ほぼ利上げは確実と見られた。
懸念された米国株式市場では市場の不安を他所にNYダウは300ドル余り上昇。リスクオンの動きが強まった。ただ、次の日には上げ過ぎの反動が見られ調整ムードが漂った。
ただ、週末にはフィッシャーFRB副議長やイエレン議長の講演も他の多くのFOMCメンバーのタカ派的な意見を後押しするような内容となった。NY株式市場も三指数ともに小幅な上昇となったことで安心感が広がった。これらを受けドル円は114円60銭付近まで上昇したものの、週末という事もあり調整の売りが強まり113円台後半に押し戻された。
今週の注目は週末発表される米2月雇用統計である。
この結果が予想を上回るようなら3月15日のFOMC会合での利上げは確実となることからドル買いが強まるとみてよいだろう。ただ、既に3月利上げを市場は織り込んでいることからドルの上昇は限られそうだ。
一方、予想を大きく下回らない限り3月利上げの可能性は変わらないことからドル売りは限定的とみる。最終的には年内観測はこれまでの2-3回から3-4回に変わるとみられ今後も緩やかなドル高円安の流れが続くとみてよいだろう。
今週は雇用統計の他にもRBA会合やECB理事会といった重要なイベントが開催される。
年初から上昇が続いた豪ドルも先週末には下落に転じたが、まだ買いの強さは残る。RBAの金融緩和政策に変化がみられるかに注目。波乱含みの展開が予想される。
ECB理事会ではテーパリングが遅かれ早かれ始まるとの見方もあるが、ヨーロッパ各国の選挙絡みのリスクもあり、動き難い。
いずれにしても、米国の金融政策を中心とした相場展開には変わりはないものの各国通貨のそれぞれの事情もあり一方向の相場にはなりにくい。
相場の節目では利食いや損切りをしっかりと入れておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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