ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[全般]ロシアゲート疑惑の行方と重要イベント

先週末に発表された米雇用統計の結果を受けドルは全面安となったが、内容的にはそこまで売られるものではなかった。
5月米雇用統計は非農業部門雇用者数が13.8万人と予想の18.0万人を下回った。また、前月分も21.1万人から17.4万人に下方修正された。一方、失業率は4.3%と16年ぶりの低水準となるなど完全雇用を改めて示すものとなった。注目の平均時給は0.2%と予想通りとなった。雇用者数の減少や平均時給の伸びの鈍化はあったが、堅調な労働市場の環境に変化は見られない。また、同時に発表された米貿易赤字額は476億ドルと予想の461億ドルを若干上回ったもののドルが急落するほどのものではない。ドル売りの背景にはトランプ大統領のロシア疑惑などが考えられる。
今週は為替市場にとって重要なイベントが目白押しとなる。
金融政策関連では6日にRBA理事会、8日はECB理事会が開かれる。注目はECB理事会で金融緩和縮小ガイダンスが示されるかどうかに集まる。
また、この日は英国総選挙とコミー前FBI長官の公聴会が開かれる予定だ。
英国選挙ではこれまで有利とされていたメイ首相率いる保守党と労働党の差が均衡している。もし保守党が勝利すればEU単一市場からの強硬な離脱が不可避となりリスクオフの動きが強まる可能性もある。
しかし今週、最も注目されるのはコミー前FBI長官の公聴会だろう。トランプ大統領がロシア絡みの捜査の中止をコミー前FBI長官に要請したことが明らかとなれば弾劾につながる可能性もありドル売りが一気に進むことになる。反対に、追及に制限がみられるようなら安心感からのドル買いに反応。今後の相場を大きく左右する重要なイベントといえる。
イベント自体がリスクであり、今週は円買いの動きが強まる可能性が高い。
一方、これらが過ぎ去れば最終的にリスクオンによる円売りが強まる。
そして、市場はFRBの金融政策に注目が戻り、利上げを意識したドル買いが再開するとみる。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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