ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-10

[全般]米経済指標悪化とFOMC

本日未明に行われたFOMCの結果はほぼ予想通りということで大きな動きはなかったものの、会合前に発表された米経済指標の結果、ドルは全面安となった。
昨日の東京市場は前日のNY株式市場の上昇を受けリスクオンの動きからドル円クロス円ともに底堅い動きで推移。連立政権協議の進展でポンドの巻き戻しが入るなどFOMCを控え最終的なポジションの巻き戻しが目立った。
NY時間に発表された5月小売売上高が-0.3%と予想の0.0%を下回り、同時に発表されたCPIも-0.1%と予想の0.0%を下回った。これを受けドルは全面安となりドル円は108円後半まで下落。その後もドルは安値圏でのもみ合いが続いた。
注目のFOMCでは予想通り政策金利を1.0%から1.25%に引き上げを決定。発表直後ドル売りが強まりドル円はこの日の安値となる108円75銭まで下落。しかし、すぐに買い戻しが入るなど荒っぽい動きが目立った。
FOMC声明では「労働市場の強さから経済活動は徐々に上昇」「金融政策スタンスは引き続き緩和的で労働市場がさらに強化されインフレが2%に戻っている」「インフレの動向を注視する」などこれまで同様の内容となった。一方、バランスシートの縮小に関して当初は毎月国債が60億ドル、MBSが40億ドル縮小。1年後には国債が300億ドル、MBSは200億ドルと段階的に引き上げるとした工程表を声明文とは別に発表した。
イエレン議長はバランスシート縮小に対して当初少額ということから利上げと同じタイミングで行うことが可能と発言。これは市場が予想した以上にタカ派的なものではあったが市場の反応は限定的となった。
ドットチャートも前回3月に発表されたものと同様今年はあと一回、来年は三回の利上げを予想。それに加えバランスシート縮小ということは長期金利の上昇が予想されるものだ。しかし、長期金利は寧ろ昨日は低下。株式市場はNYダウが史上最高値を更新するなど利上げに対する見方が市場とFRBに温度差が感じられる。
過去三回の利上げが実施された後にドルは下落に転じたが、今回は利上げ前からドル安が進むなどこれまでとは異なるパターンがみられる。
そうなると、今回は利上げ後ドルが上昇する可能性が高い。
市場全般のポジションは軽いことから、今後は緩やかなドル買い円売りの動きを予想する。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
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