ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[全般]FRB幹部発言と米長期金利

先週末に発表された米6月雇用統計の結果を受け一時的にドル売りが進んだが最終的にドル高円安の流れが加速。この流れはまだ始まったばかりであり今週も継続されるとみてよいだろう。
先週末の東京市場では前日に日銀が指値オペを見送ったことや、NY株式市場の下落を受けドル円は113円10銭を付けるなど上値の重い展開で始まった。しかし、日銀がその後指値オペと同時に国債の買い入れを初めて同時に実施したことで円売りの動きが一気に強まった。一部で日銀は欧米などの金利上昇を受け国債利回りの金利水準を引き上げるとの見方があった。ドル円は113円後半に上昇するなど欧米と日本の金融政策の違いが改めて意識された。
NY市場にかけてドル円クロス円とも底堅い動きが続く中で米雇用統計が発表された。
結果は非農業部門雇用者数変化が22.2万人と予想の17.8万人を大きく上回ったものの、失業率が4.4%と予想の4.3%を上回った。また、平均時給が0.2%と予想の0.3%を下回ったことで発表直後ドルは下落。しかし、失業率はFRBが完全雇用としている4.6%を下回っており、雇用者数も4月分と5月分がともに上方修正されたことを好感。ドルはすぐに買い戻しが入りドル円も114円台を付けた。この結果を受け市場はFRBが予定通り利上げペースを継続するとの見方が広がり米長期金利も上昇。一方、前日に大幅安となったNY株式市場は3指数ともに上昇したことで市場には安心感が広がりリスクオンの円安も進んだ。
ただ、原油価格は再び大きく下落。産油国の減産の効果に懐疑的な見方が広がったことや、米国シェールガスのリグ稼動数が増えたとの報告が売りを誘った。
今週はイエレン議長をはじめ多くのFOMCメンバーの発言が相次ぐなか、今回の雇用統計の結果をどう受け止めているのかに注目が集まる。
賃金上昇の鈍化に警戒が示される可能性はあるが、全般的に見ると雇用状況は堅調であり現行の金融政策の変更はないとみてよいだろう。先週から上昇に転じた米長期金利が今週も上昇する可能性が高く、ドル買いの動きに変化はないとみる。
一方、日銀の指値オペを受け円売りの動きも継続。クロス円の上昇がドルの上値を抑える場面も見られそうだが、相対的に円売りの勢いが上回るとみている。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

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