ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-03

[米ドル円]日米貿易摩擦懸念と米経済の強さ

(米ドル円日足)


ドル円は狭いレンジ内での膠着状態が続いている。
昨日の東京市場では北海道の大型地震の影響から株価が軟調な地合いとなったことでドル円も上値の重い展開で推移。また、2000億ドル分の第三弾の対中制裁関税の発動や新興国通貨の下落などへの警戒感が広がる中で円買いの動きが強まった。
NY市場では米8月ISM非製造業景況指数(総合)が先日の米8月ISM製造業景況指数と同様に予想を大きく上回るなど強い米経済を示すものとなった。しかし、株価がハイテク株を中心に軟調な地合いで始まるとドル円クロス円ともに下落幅を拡大。更に、トランプ大統領が次は日米貿易戦争になることを示唆。ドル円はこの日の安値となる110円52銭まで下落してほぼ安値圏での引けとなった。
結局、今週に入り上昇した分をほぼ巻き戻した格好となるなど往って来い。
ISMの内容をみると堅調な雇用を示すものがみられるなど今日の米8月雇用統計で失業率や賃金が示される可能性が高い。結果が好調な米経済を示すものとなれば昨日の下落に対する反発が入るとみている。
一目の雲やボリンジャーバンドを見ても110円から112円レンジ内での動きが今後も予想される。

ドル円予想レンジ: 111円00銭(BB中心線)~110円20銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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