[全般]スコットランドの独立賛成か反対か
昨日の東京市場では早朝に行われたFOMC会合の結果を受け株価が上昇し円安で始まった。この動きは欧米市場に入っても変わらず、円はほぼ全通貨に対して売りが強まるなど円キャリー取引が目立つ一日となった。
また、FOMC後に急落したユーロは買い戻しの動きが入り堅調に推移。スイス中銀が政策金利を据え置いたことから一時対スイスで売りが強まる場面も見られたが、対ドルではNY市場を通して底堅い動きとなった。
NY時間に発表された新規失業保険申請件数が28万件と予想の30万件を下回るなど2カ月ぶりの低水準となったことでドル円は一時108円後半まで上昇。しかし、同時に発表された住宅着工件数が―14.4%と予想の-5.2%を大きく下回ったことで押し戻された。FOMCでイエレン議長が今後の経済データ次第では利上げ時期を早める可能性を示唆したことで市場は雇用や住宅関連指標には敏感に反応しやすくなっている。
今日は注目のスコットランド独立住民投票が東京時間に明らかとなる。独立が決まればポンドは再び急落することになり、そうなればユーロも下落しクロス円の売りを誘う可能性もある。逆に反対派が勝利するようであればリスク後退から円売りの動きが強まりドル円やクロス円の買いが強まるとみている。
ただし、東京市場と欧米市場とはポンドに対する見方の温度差があり相場が乱高下する可能性もある。
ただ、米国の利上げと日本の追加緩和期待などから円売りとドル買いの動きは明確で、スコットランド選挙が終了して落ち着きを取り戻す頃には再び強まることになるだろう。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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