[ポンド米ドル]MPC議事要旨とFOMC
先週から始まったポンドの上昇チャネルは依然として止まる気配がみられない。
先週S&Pが英国格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げたがポンドは寧ろ上昇。先週あたりからギリシャ問題で燻ぶるユーロを売ってポンドを買う動きが目立っている。また、先日BOEのカーニー総裁が英国のインフレは上昇する可能性があることを指摘。その日発表された6月住宅市場指数が予想を上回ったこともあり再び利上げへの期待が高まったためとみられる。
テクニカル的にみると1.52付近の90日移動平均線に対して5月と6月にダブルボトムを形成して上昇に転じている。また、ヘッド&ショルダーの右からの高値1.55ドルを上抜けたことで下降リスクは後退。ヘッドにあたる1.58ドルを目指してポンド買いは継続するとみる。
今日は英国5月失業率の発表と同時にMPC議事要旨が公開される。先日のカーニー総裁の発言と同様にインフレ懸念が指摘されているようであれば利上げ期待からもう一段のポンド上昇が見込まれる。
ポンドドル予想レンジ:1.5750~1.5540(前日安値)
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