ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-08

[全般]米国利上げは懸念から期待へ

昨日のFOMC議事要旨では殆どのメンバーが12月利上げに前向きな姿勢を示していたことが明らかになりドルが全面高となった。
パリの同時多発テロを受け、一時世界が動揺する場面も見られたが、それも一時的なものとなり市場にはリスクオンの動きが強まっている。

週が明けて既に3日間が過ぎたが、結果的に世界の株式市場は堅調な推移を辿り、各国株式市場も全くと言ってよいほど動揺は見られていない。寧ろ、このようなテロでも安定していたことが好感されたのか上昇が加速するところも見られる。
各国金融政策の動向もテロ前の状況に完全に戻り、ドル高とユーロ安の流れが継続。特にドル高の動きが加速している。

昨日のNY市場で発表された米住宅着工件数は7か月ぶりの低水準となったが、同時に発表された建設許可件数は予想を上回っており、全体的にみると住宅市場の改善は継続。
この日はFOMC議事録が公開される前から複数のFOMCメンバーが利上げに前向きな姿勢を示していた。
ロックハート・アトランタ連銀総裁、ラッカーリッチモンド連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、そしてダドリーNY連銀総裁などから労働市場や物価状況などは利上げの条件を満たしているといった発言が相次いだ。

FOMC議事録では予想通りほとんどのメンバーが「世界経済や見通しが12月会合での利上げを正当化する可能性が高い」としたことで公開直後ドルは全面高。しかし、既に声明文でも発表前のメンバー発言などからほぼ織り込んでいたことから直ぐに利食い売りが強まった。
通常であれば株式市場は利上げに対してネガティブ材料となるものだが、この日は違った。
NY株式市場は三指数ともに大幅上昇となるなど、利上げは「懸念」から「期待」に変わった。
FRBの大きな懸念の一つであった、利上げ後の市場の混乱はこれでほぼ解消されたことになる。
しかし、ここからは寧ろドル高に対する調整の動きが強まりそうだ。
ドルは既に12月利上げを織り込む格好で買いが積み上がっており、今後は寧ろ利食い売りのタイミングを探る展開が予想され、ちょっとしたネガティブ材料にも注意が必要だ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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