ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-06

[全般]各国金融政策会合を控えた米朝首脳会談

本日の東京時間に歴史的な米朝首脳会談を迎えるが、為替市場への影響はこの後の日米欧の金融政策会合を控えているだけに限定的と見る。
週明け東京市場では先週末のG7首脳会談でトランプ大統領が首脳宣言を承認しないとのツイッターでのコメントを受けリスクオフの動きでスタート。円買いが進む中でドル円は109円前半で始まった。
その後は本日行われる米朝首脳会談への期待感も徐々に高まるとリスクオンの動きからドル円も109円後半に上昇。15時過ぎたところではクロス円を中心に買いが進むとドル円も110円台を回復。
欧州市場ではこの日発表の複数の英国経済指標が予想を下回ったことを受けポンド売りが強まるとユーロなども攣られ安となった。
NY市場ではG7の決裂による貿易摩擦への懸念が残るものの株式市場は堅調な地合いで始まった。ただ、本日の米朝首脳会談を控えポジション調整の動きも見られたが影響は限定的となった。
本日の東京時間に開かれる米朝首脳会談では交渉決裂で途中退場といった最悪の状況がない限り無難に終了すればリスクオンの動きによる円安が進むとみている。
もしCVID(完全でかつ不可逆的な非核化)がこの時点で結論が出なくてもドル円の下値は限定的とみる。交渉は今後長期化するとの見方もあり、市場の注目は今週行われる日米欧金融政策会合に集まる。
市場はイベント自体をリスクとして捉えており、これらが終了すれば最終的にリスクオンの円安が進みやすくなるとみている。
米朝首脳会談では瞬間的に下振れがあれば拾っておきたい。

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[全般]イベントリスク後退で円売り

先週は特にイベントや重要指標の発表もなく動意の乏しいマーケットの中でNY株式市場が堅調な地合いを示した。ただ、週末のG7サミットを控え全般にリスク回避の動きが強まりドル円クロス円ともにポジション調整の売りが目立った。
前週の米雇用統計の好結果を受け日米欧の株価が上昇するなどリスクオンの動きが先行して始まるとドル円クロス円全般に上昇。
しかし、週末に開かれるG7を控え株式や為替市場では巻き戻しの動きが強まった。
G7では米国の輸入制限に対してその他6ヶ国が強く反発するなど貿易戦争への懸念の高まりからドル円やクロス円の巻き戻しの動きが入った。
また、今週は歴史的な米朝首脳会談が行われる他、日米欧の政策会合が開かれるなど重要イベントが盛り沢山となっていたこともポジション調整を促した。
米朝首脳会談では核完全廃棄に向けた交渉が行われるが、一度の交渉では結果が出ないとの見方が多い。今後も交渉を継続するといった結果が予想され、一先ず会見が無難に終了すれば市場には安心感が広がり円安要因となりそうだ。
注目されるFOMC会合では今年2度目の利上げは確実視されている。
注目はドット・チャートで年内3回から4回に利上げ見通しが変更するかどうか。
前回の米雇用統計で賃金上昇が予想を上回った事や物価指標も含め好調な結果を示したことでタカ派が増えるとの見方が広がっている。
一方、金利上昇加速は新興国からの資金流出の懸念やNY株式市場にとってはネガティブ材料となる。ただ、先週のNY株式市場ではイベントリスクを控える中で連日最高値を更新。米経済の強さを反映する動きとなるなど大きく崩れる気配は感じられない。
市場は政治相場から金融相場に移り始めているとみることもできる。
もう一つの市場の注目はECB理事会に集まる。
先週は多くのECB理事で立て続けにタカ派的な発言が相次ぐなど、今回の理事会で資産買い入れプログラムの年内終了を明らかにする可能性が高い。ECBも南欧などの政治リスクよりも金融政策を優先するといった動きがみられる。
最近の米金利とドルとの連動性が低下する中でFRBの利上げ観測が高まったとしてもドルへの影響は限られる。
一方ECBのテーパリング期待が上回り相対的にユーロドルの買いが進むとなればドル売り圧力となる。また、同時にユーロ円を中心とした買いが強まるとクロス円全般につられ高になる可能性が高い。
日銀政策会合ではこれまでの緩和スタンスを継続する姿勢を崩さないことから市場の期待は低く、欧米との金融政策の違いを改めて確認。クロス円全般に買われやすい状況が予想される。
これら重要イベント自体が通過することでリスク回避の動きが後退。
貿易摩擦や南欧リスクは燻るものの、今週末には円売りの動きが強まるとみる。

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[全般]来週のイベントリスクを意識

堅調な地合いを続けていたドル円やクロス円の売りが強まった。来週の政治や金融に関する重要イベントを意識したとみられ、目先は神経質な展開が予想される。
昨日の東京市場では前日の米株高を受け株式市場は高く始まった。しかし、ドル円は110円20銭のレジスタンスを意識した売りが先行。また、日米首脳会談への警戒感もあり110円を割り込むなど上値の重い展開となった。
欧州市場では前日のECBのテーパリング観測を背景にドイツ長期金利が上昇するとユーロ買いが先行。ユーロ円を中心としたクロス円の買いも入りドル円は110円台を回復する場面も見られた。
しかし、NY市場ではブラジル株急落などでエマージング通貨の売りが強まる中で米長期金利が低下。一部で誤操作が原因ともいわれるがいずれにしてもこれを機にドル円クロス円ともに下落に転じた。
昨日は中国ZTEへの制裁解除として米国に対して10億ドルの罰金を支払うことで合意。これにより今後の米中貿易協議への懸念が低下。
これまで発表された予想を上回る米経済指標を背景に金利上昇トレンドが継続するなかで、昨日の金利低下は一時的とみる。
ただ、今日から始まるG7サミットでは米国との対立が懸念され、来週は日米欧の金融政策や米朝首脳会談といった重要イベントを控える。
今日も昨日に引き続きイベントリスクを意識したポジション調整中心に神経質な展開が予想される。

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[全般]相場調整一巡でリスクオン

株価上昇の調整売りが一巡すると再び世界的にリスクオンの動きが強まり円が全面安の展開となった。
東京市場は前日のNY株式市場でダウは下落したもののナスダックが史上最高値を更新するなどリスク回避の動きが後退。これを受け日経平均株価が上昇して始まるとドル円も109円後半で底堅い動きが続いた。
欧州勢が入るとユーロを中心としたクロス円の買いが先行。バイトマン・ドイツ連銀総裁が「年末までの資産購入プログラム終了という市場の期待は妥当」と発言。ブラードECB専務理事やクノット・オランダ中銀総裁など相次ぎタカ派的な発言が続いたことでユーロ買いが進んだ。
ユーロの上昇でドルは下落したもののクロス円全般に買いが入るとドル円は節目の110円台に乗せてきた。
NY市場ではこの日発表された米4月貿易収支が予想を下回るなど、先週から堅調な米経済指標を改めて意識されたことでNY株式市場は三指数ともに大幅高となった。
これを受けクロス円を中心に買いが更に強まるとドル円は110円26銭まで上昇。
株や債券、そして為替市場での調整の動きが一巡したことでリスクオンの動きが再び強まっている。
明日から始まるG7など貿易摩擦問題が燻る中でちょっとした悪材料で短期的な反落に注意する必要がある。
ただ、市場全般に楽観的なセンチメントが広がる中で押し目買いスタンスは継続。

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[全般]相場全般に調整の戻し

前日大きく上昇した株や金利、そしてドルなどの調整の動きが強まったが、これらが一巡したところで再び上昇に転じるとみる。
昨日の東京市場では前日のNY市場で株価の上昇を受け堅調な地合いで始まるとドル円は一時110円台を片足乗せてきた。しかし、その後は株式市場で利食い売りなどが散見され上昇幅が縮小するとドル円も109円後半に押し戻された。
欧州市場では米長期金利が低下したことでユーロ買いからスタート。また、英経済指標が好調な結果を示したことで昨日下落したポンドの買い戻しが活発となったことがドルの上値を重くした。
その後イタリアのコンテ新首相の「国民に急進的な変革をもたらす」「移民政策を終わらせる予定」などの発言を受けユーロが下落に転じた。
一方、NY時間に発表された米5月ISM非製造業景況指数が58.6と予想の57.6を上回るとドル買いが進んだ。しかし、メキシコが米国に対して報復関税を実施するとの報道などからNYダウが下落。
貿易摩擦への懸念やイタリア政局への不安感が再び拡大したことから株や債券、そして為替市場では調整的な巻き戻しが目立った。
これら、貿易摩擦や南欧の政治リスクなども大分市場は織り込んでおり、市場全体の楽観的なセンチメントは継続。あくまで調整的な戻しとみてよいだろう。
これらが一巡したところで再び株高金利高、そして円安の流れに戻るとみており押し目買いのチャンスとみる。

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[全般]リスク後退で円全面安

欧州政治リスクの後退や米朝首脳会談再開などから市場にはリスク回避の動きが後退し世界的な株高を背景に円は全面安の展開で始まった。
週明け東京市場では先週末に米朝首脳会談が当初の6月12日に開催されると決定したことを受けリスクオンの動きが先行。日経平均株価は300円余り上昇する中で円売りの動きが強まった。特に豪ドルやカナダドルといった資源国通貨でありハイリスクな通貨を中心としたクロス円が大きく上昇。欧州市場でも各国株式市場が堅調な地合いで推移したことからドル円クロス円ともに上昇トレンドが継続。
NY市場でもこの流れを継いで株式市場三指数ともに大きく上昇するとドル円も買いが進み109円後半に上昇してほぼ高値圏で引けてきた。
株価の上昇に合わせる格好で米長期債の売りも高まり長期金利は上昇。先週末の雇用統計が好調な結果となったことで来週のFOMC会合では年内4回の利上げの可能性が示されるとの見方が金利を押し上げた。しかし、ユーロなどの買い戻しの動きが先行したことからドル全般に上値の重い展開が続くなど寧ろドル安が目立つ一日となった。
好調な米経済を背景に市場は政治相場から金融相場へと移行し始めている。
ただ、米中だけではなく欧州やカナダ、そしてメキシコといった貿易摩擦の激化が依然として懸念される。
しかし、市場のセンチメントはリスクオンに傾いておりイタリアなどの南欧政治リスクに対する行き過ぎた反動がしばらく続くとみている。

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