ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-08

[米ドル円]地政学的リスクによる円高

(米ドル円2時間足)


人民元の下落が加速する中でトルコが米国に対して報復関税を課すとの報道からユーロが下落。日経平均株価や上海総合指数が下落するなどリスクオフの動きが高まった。
しかし前日にドルが全面高となった余韻からかドル円は底堅い動きとなり一時111円43銭まで上昇。このまま円安が進むかと思われた。
しかし、欧州市場に入ると一転。トルコの裁判所が米国人牧師の釈放を拒否したことで円が一斉に上昇。ユーロ円を中心にクロス円がじりじりと下落。
NY株式市場では三指数ともに下落すると円買いの動きが加速。ドル円はこの日の安値となる110円44銭まで売り込まれた。
また、カタールがトルコに直接投資をするとの報道などから株価の下落幅が縮小するとドル円も下げ止まったものの上値の重い展開が続く。
今日の東京市場ではNY株価の下落を背景に日経平均株価が軟調な地合いとなりドル円は一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、トルコショックや中国経済減速の懸念も既に市場は織り込み始めており、下げは限定的とみる。
110円前半で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。

ドル円予想レンジ: 111円10銭(50.0%)~110円10銭

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[ユーロ米ドル]底値で寄り引き同時線

(ユーロ米ドル日足)


東京市場でトルコが米国に対して報復関税を課すとの報道でユーロは軟調な地合いでスタート。欧州市場ではドイツのオラフ・シュルツ財務大臣が新政権による財政政策の確立のタイミングに直面しているイタリアへの配慮からユーロに関する規律の緩和を検討しているとの報道で更に下落。
ユーロドルは1.13ドル付近まで売られた。その後カタールがトルコに対して150億ドルの直接投資を行うとの報道などから買い戻しが入った。米長期金利が低下したことで結局1.13ドルミドル付近まで押し戻されるなど往って来い。
日足のローソク足を見ると底値のサインとなる寄り引き十字線が現れた。
ボリンジャーバンドの幅が拡大するなど値動きは活発になり始めており一時的な反発が予想される。
昨日の安値1.13ドルを割り込むようなら途転で臨む構えで、その手前では買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1420(38.2%)~1.1320

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[豪ドル円]人民元安につられ

(豪ドル円週足)


東京市場で人民元の基準値が前日の6.8695元から6.8856元に下落。上海総合指数も景気減速懸念から2.03%低下するなど先行きの不透明感が広がった。豪ドルも人民元安につられ売りが強まり豪ドル円は80円10銭まで下落。一旦は買い戻しの動きも見られたが欧州市場に入ると再び下落に転じた。
NY市場では株価の下落に伴いこの日の安値となる79円71銭まで下落した。その後は買い戻しが入ったものの上値の重い展開は継続。
米中貿易摩擦やトルコショック、イランやロシアへの米国による報復措置など地政学的リスクが燻る中で豪ドル円の上値は抑えられている。
今日の東京時間に発表される豪州7月雇用統計では豪州7月新規雇用者数が前月の5.09万人から1.50万人に減少すると予想される。
予想を下回るようなら豪ドル売りが加速する可能性が高い。

豪ドル円予想レンジ80円50銭~78円80銭(61.8%)

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[全般]リスクオフで円全面高

前日に上昇した世界的株高もトルコ報復制裁や人民元安の加速などからリスクオフの動きが進み円が全面高となった。
昨日の東京市場ではトルコが米国に対して報復関税を課すとの報道が広がりユーロが軟調な地合いでスタート。また、人民元安が加速する中で中国経済減速の懸念から上海総合指数が大幅安。日経平均株価も前日の上昇から下落に転じた。一方、ドル円は一時111円ミドル付近まで上昇するなど堅調な地合いで推移していた。
しかし、欧州市場が始まると一変。
トルコ裁判所が米国人牧師の釈放を拒否したとの報道が伝わるとリスクオフの円買いの動きが強まりクロス円が全面安となりドル円も111円を割り込んだ。
NY時間に発表された米7月小売売上高は予想を上回ったものの前月分が下方修正されたことで市場への影響は限定的となった。
その後始まったNY株式市場は中国経済への懸念やトルコショックなどから大きく下落。NYダウは一時300ドルを超える下落となったが、その後下げ幅を縮小。カタールがトルコに150億ドルの直接投資を行うとの報道がきっかけとなった。
前日にドルが全面高となったが昨日は円全面高になるなど日替わりメニューのような動きとなった。夏休み相場の典型でもあり市場のセンチメントは変わりやすい。
トルコショックや米中貿易摩擦、そしてイランやロシアへの米国による制裁措置など地政学的リスクが燻る中で円は買われやすい地合いには変わりない。
今日もちょっとした好材料がみられるとポジションの巻き戻しが一気に入るといったチョッピーな相場展開が続く。

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[米ドル円]ドル高の次は円安

(米ドル円4時間足)


トルコリラ下落が一服したところで前日大幅安となった日経平均株価はこの日大幅高となりリスクオンの円安が進んだ。前日110円手前まで下落したドル円は111円台を回復。
欧州市場に入ると日経平均先物が下落したことからドル円も110円75銭付近まで押し戻された。しかし、NY市場に入り株式市場が三指数ともに上昇したことで米長期金利も上昇。ドルが全面高となりドル円はこの日の高値となる111円31銭を付けた。
この日はユーロやポンドの下落幅を拡大したことでドル高がドル円を押し上げたものの、クロス円は殆ど動きが見られない。
株高を背景としたリスクオンの円安が抑えられた格好だ。米国経済の強さを背景としたドル高の動きに加えリスクオンの円安が後追いとなればドル円は一段の上昇が見込める。
ただ、トルコショックによる市場の不安感は依然として燻る中で上昇後は再び下落に転じる可能性が高い。
目先は下降トレンドを上抜けしたことで半値戻しの111円70銭付近が戻りの目安とみる。高値圏では利食いをしっかりと入れておきたい。

ドル円予想レンジ: 111円70銭(50.0%)~110円80銭

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[ポンド米ドル]ハードブレグジットと好調な経済

(ポンド米ドル2時間足)


昨日のロンドン時間に発表された英国6月失業率(ILO方式)は4.0%と予想の4.2%を下回ったことでポンドが上昇。しかし、上値では売りが待ち構えていたことから寧ろその後下落幅を拡大。
NY株価と米長期金利が共に上昇したことからドル買いの動きが強まるとポンドドルはこの日の安値となる1.2704ドルまで下落。ほぼ安値圏での引けとなっている。
英国のジェレミー・ハント外相は「ブレグジットがノーディールになるリスクが増えている」「取引が成立するかどうかの保証はない」と発言。ここにきてブレグジットに対する国内的な批判が高まる中でポンドの売りは止まらない。
一方、失業率が低下した背景にはブレグジットによる移民の減少が要因であり、ブレグジット推奨派にとっては大きなフォロー材料となる。
1.27ドル付近で下げ止まるようなら一時的な反発に繋がるとみるが、割れるようなら下落が加速するとみる。
今日のロンドン時間に発表される英国7月CPIや英国7月コアPPIがそのきっかけになりそうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.2780(61.8%)~1.2600

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[豪ドル米ドル]リラ下落一服から反発も

(豪ドル米ドル日足)


東京市場でドル円が上昇したことで豪ドル円などの買いが入り豪ドルドルは0.7283ドルまで押し上げられた。しかし、その後は米ドルが上昇すると下落に転じNY時間に今年最安値となる0.7223ドルまで下落。トルコリラの下落により新興国通貨全般が下落したことが豪ドルの下落に繋がった。元々、米中貿易摩擦による中国の景気減速の懸念が資源国通貨としての豪ドルの上値を抑えていた。
下落が続いたトルコリラも下げが一服したところで豪ドルも目先反発の可能性が高い。
ただし、戻しが少ないようなら再度0.7230ドルを割り込み一段の下値を探る展開が予想される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7310~0.7160(16年12月安値)

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[全般]ドル独歩高

トルコリラの下げが一服したもののユーロやポンドの下落が一段と進む中で米国経済の強さを背景にドルは独歩高の様相を呈してきた。
昨日の東京市場では前日に大幅安となった日経平均株価が一転。500円近い上昇となったことでドル円はリスクオンの動きから111円台を回復。トルコリラが上昇に転じたことも市場に安心感を与えた。
欧州市場に入るとドイツ4-6月期GDP速報値やユーロ圏4-6月期四半期GDP改定値が予想を上回る好結果となったことで上昇する場面も見られた。
しかし、NY市場が始まり株式市場が三指数ともに上昇。リスクオンから米国長期債の金利も上昇。ドルはユーロやポンドに対して上昇幅を拡大するとドル円も111円32銭まで上昇。結局ドルの独歩高となった。
トルコリラの下落はひとまず収まり小反発となったが、依然としてトルコショックの余韻が残る中で不安感が燻る。
今週は夏休みモードで市場の流動性が低下する中で相場は一方向に動きやすい。
動きが一転すると一気に反対の方向に行きやすいだけにフットワークを軽くしておきたい。

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